【感想・考察】ソウナンですか？Case.119普通の女子高生になりたい

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【感想・考察】ソウナンですか？Case.118無人島ジュリエット

2021年10月4日（月）発売のヤングマガジン2021年45号に収録された『ソウナンですか？』Case.118：無人島ジュリエットの感想や考察みたいなものを語っています。みなさんもお手元に漫画をご用意していただくと、より楽しめるかと思います。

kuonayano.com

2021.10.04

Case.119:普通の女子高生になりたい

まずはCase.119:普通の女子高生になりたいの物語に触れつつ、感想を語ります。

成長とは何なのか

自宅でトレーニングをしながら、ほまれは考える。

むつは高校生にして本を出してすごいということ。
それだけでなく、アスカやシオンも含めて、島での生活を通して何かしらの成長をしていることは確かだ。

それに比べて自分は、遭難して島に行く前からできることばかりをしていたにすぎない。
だから自分はみんなのように成長できていないのでは？

そう考えたほまれは、自分の脳内でほまれやシオンやむつを集めて会議をし、その結果、普通の女子高生としての嗜みを身につけることにした。

いきなり大層なことはできないが、積み重ねはできる。
だから『普通の女子高生に私はなるっ…！』という意気込みのもと、朝から行動に移した。

ほまれがまずとった行動は、朝食を父親の代わりに作ることだった。
ほまれの様子がおかしいことを気にしつつコーヒーを飲む父のよそに、ほまれは母が亡くなってから10年間父のご飯を疑問も持たずに食べていたことを振り返る。

そして目玉焼きを焼こうとする。
卵を割るところまでは良かったが、なぜか卵は焦げ付いていく。
そしてその様子を見守る父は思うのだった。

『ほまれが食事を用意か…こんな日がくるとはな…父として娘の成長は嬉しいものだ…フライパンに油をしいてくれたらもっと嬉しかったが』

そうして出来上がったのは、父が研いでセットしたご飯、焦げ付いた目玉焼き、戻しただけの乾燥わかめ入り味噌汁、切っただけのきゅうりだった。

出来上がった朝食をさっそく食べるほまれと父。
ほまれは出来上がったもののあまりの悪さに謝る。

「ごめんパパ…おいしくできなかったけど、次はもっとうまく作るから…！」

ほまれはそういうが、父は「そうか？パパにはおいしく感じるがな」と言うのだった。

何気に、ほまれが父親のことをパパって呼んでるのが可愛いと思いませんか？

なんつーかお父さん

学校に登校し、ほまれはさっそくアスカに普通の女子高生について相談する。
アスカが最初に思い浮かんだのは、ラインでの連絡。

シオンとのラインと、ほまれとのラインを比較して見せていくアスカ。
その感想は……

「なんつーかお父さん…とやりとりしてる気分になってくるんだ！」
『女子ですらない…？？』

アスカの感想に、ほまれはショックを受ける。

そんなやりとりを得て休日。
アスカはシオンにほまれが普通の女子高生になりたいと思っていると言っていたことを相談しつつ待つ。
二人はほまれは至って普通なのでは？という結論に至る。

そんな二人の元にほまれがやってくるのだが、その姿はまさかのジャージ！！
その姿にシオンもアスカも衝撃を隠しきれなかった。

「改札の出口を間違えてしまってな…。しかしすごい人混みだな、今日は」

ほまれはそういうが、アスカもシオンもジャージのせいで、ほまれの話が頭に入ってこない。

「さて、それじゃあ行こうか。ここから近いのか？むつのいる本屋は」
「ええ…すぐ近くにあるのよ、いいお洋服屋さんがね…」

いつもの調子で聞いたほまれの言葉に、シオンは服屋と答える。
ほまれがその疑問を口にすると、シオンはほまれに迫って言った。

「服屋さんに行くのよ、ほまれさん。大丈夫、まだ時間あるから」

そのあまりの勢いに、ほまれは戸惑うのだった。

田舎だと、割と休日上下ジャージの女の子っていたりするんですよ。
そこまで珍しくないんですよ…

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Case.119:普通の女子高生になりたいの考察

物語に触れ、感想を紹介した次は、Case.119:普通の女子高生になりたいの考察をしていきます。

もう普通の女子高生なんじゃないかな？

休日の友人とのお出かけに上下ジャージというのは少し気になりますが、普通の女子高生を意識して、料理を始めたり、友達に相談したりするのが、すでに普通の女子高生っぽい気がします。

休日に友達と出かけたり、悩みを相談したり、くだらないことをしたり。

そんな何気ない出来事が、普通なんだと思います。

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