『ソウナンですか?』Case.114:長く短い祭りⅢ
それではさっそく、2021年8月1日発売の週刊ヤングマガジン36・37号に掲載された『ソウナンですか?』のCase.114『抹香のファンファーレ』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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Case.114:抹香のファンファーレ
まずはCase.114:抹香のファンファーレの物語に触れつつ、感想を語ります。
飲め飲めほまれ!
アスカたちに救助されたほまれは、今まで飲んでいなかった分を取り戻すかのように、どんどん飲んでいく。
そんなほまれにむつはゆっくり飲むように言い、アスカは喉が乾いてるからいい・飲め飲めといい、シオンはおかわりもあると言った。
そして水を飲み切ったほまれは、思い切り一息吐いた。
そんなほまれにむつは、怪我がないかを確認し、水や食べ物が必要ではないかを確認する。
そしてとりあえず落ち着いたことを確認したむつは、勢いよく言った。
「ほまれさん!!ダメですよ、あんな危ないことしたら!!いくらほまれさんでも死んじゃうかもしれないでしょう!?」
それは怒っているようで、ほまれを心配する言葉だった。
「私を助けるために…」と続けるむつだったが、耐えきれずに助かって良かったと泣き出してしまった。
ほまれはそんなむつを仕方がないなというような顔をして見る。
そしてアスカもシオンも涙を流していた。
その光景を目にしたほまれは言った。
「みんな、またみんなの顔が見れて嬉しいよ…
さっそく船の状態や物資を確認しておきたいところだが、なにぶんちょっと疲れてしまった…
悪いがこのまま少し休ませてくれるかな」
それはみんなを信頼しているからの言葉。
そして三人もそれに同意し、少し休むことにした。
それから少しして、ふと目を覚ましたほまれ。
ほまれはそのまま空を見上げて「星が…綺麗だな…」と口にする。
そのままもう一眠りしようとするほまれだったが、何かを感じ取って眠れなかった。
ほまれが感じ取った何か。
それはほまれの顔を覗き込むシオンたち3人の顔だった。
その異様な様子に驚くほまれ。
そんなほまれにむつは「ほまれさんがまるで根性の別れみたいな雰囲気を出すから。もう目覚めないパターンじゃないかって…」と涙する。
その言葉にほまれはそんなつもりはと焦る。
シオンは「星がキレイなんて乙女な発言、今まで言ったことないじゃない!!」、アスカは「そうだぞ!不吉な事言うなほまれ!」と口にする。
その言葉にほまれは苛立ちながら謝るのだった。
なんだかんだでしっかりと心配され、そして仲間をより信頼して休息を選べるほまれ。
今まで以上に結束力のある物語が見れそうです。
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私たちはついてるさ…
朝になり、寝ぼけた様子のアスカをむつが起こす。
そんなむつにシオンがあいさつをする。
そしてほまれはもう起きて立っており、むつにおはようとあいさつをする。
むつは笑顔でおはようと返した。
みんなが起きると、とりあえず何かを食べることになる。
ほまれのために胃に優しいものを準備しようとするむつだが、結果的に普通の食事になった。
そして次から次へとトラブルが襲ってくるなという話をしながら食事をする。
生きているだけついてると言える、もう一生分のトラブルを乗り越えたと話をする。
そんな中で、アスカが何かの気配を感じ取り、臨戦体制に入った。
アスカはまた自分たちにちょっかいをかけてくる何かがいると思っていたが、ほまれはそれが別物であるとすぐにわかった。
そして少しすると、海面から水飛沫が上がる。
水飛沫のおかげか、キレイな虹がかかり、みんなの目が輝く。
現れたのはマッコウクジラの群れだった。
アスカは襲われたりしないか心配するが、ほまれは船や人が襲われたりはしないと冷静にいう。
「私たちはついてるさ…生きていればこんな体験もできるんだ!」
普通に生活しているだけでは見ることのできないものを目にしたほまれは、同じものを目にする仲間たちに言い切った。
「私たちの遭難生活ももう終わりね」
マッコウクジラの群れを見ながらシオンが口にする。
そんなシオンにほまれはジョークのつもりで「残念か?しおん。もうちょっと遭難続けるか?」と問いかける。
だがシオンには冗談は通じなかった。
そのことをアスカやむつも感じており、ほまれの言葉に引いてしまったシオンをどうしたものかという目で見るのだった。
だが4人の間には、あっという間に笑顔が広がった。
マッコウクジラの群れ。
映像でもなかなか見る機会がなさそうだなぁ・・・
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Case.114:抹香のファンファーレの考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、Case.114:抹香のファンファーレの考察をしていきます。
遭難生活はもう終わり?
今回は終盤でマッコウクジラの群れが現れ、シオンの口から遭難生活ももう終わりという言葉が飛び出しました。
そしてその言葉を誰も否定しませんでした。
ほまれたちが遭難しているのは少なくとも日本近海、日本の領海内であるはずなので、マッコウクジラが現れたことも遭難生活がすぐに終わることも現実的です。
日本でホエールウォッチングができる場所で、夏を含み、意味があるか分かりませんが東京都付近で考えると、小笠原諸島あたりが現実での位置感です。
もちろんソウナンですか?の世界に当てはまるかは分かりませんが、実は割と現実的な話をしているんですよね。
彼女たち。
あのあたりには(過去には有人島だった)無人島もちらほらありますし。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年8月1日発売の週刊ヤングマガジン36・37号に掲載された『ソウナンですか?』のCase.114『抹香のファンファーレ』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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