【感想・考察】『ランウェイで笑って』190着目：約束守らないと

前回の感想・考察はこちらから

【感想・考察】『ランウェイで笑って』189着目：…だと思う

2021年6月9日（水）発売の週刊少年マガジン2021年28号に収録された『ランウェイで笑って』189着目：…だと思うの感想や考察みたいなものを語っています。みなさんもお手元に漫画をご用意していただくと、より楽しめるかと思います。

kuonayano.com

2021.06.09

190着目『約束守らないと』感想

まずは190着目『約束守らないと』の物語に触れつつ、感想を語ります。

行きたいって思えてるじゃん

ランウェイの上で心と話しているうちに「パリに…」口にした千雪は、ハッとしたように目を見開いた。

それを聞いた心は「…なんだ、行きたいって思えてるじゃん。負けないよ」と言った。

『次ここに来るときは拍手全部貰おうよ』

育人は約束を守ったことに気がついた千雪。
そして自分も約束を守らないと、拍手を貰わないとと千雪は思うようになった。

そんな千雪を、観客席からオリヴィアが真剣に見ている。

千雪はこのショーのコンセプトがおそらく『人生』であると考えた。
２組１対で人との出会いを表現している。
だが違和感を感じる部分があった。
コンセプトの奥に、これまでファッション誌で目にすることのなかった何かがある。

千雪はちらりと指示出しをする育人の様子を見る。
その横にいた心が涙目で「え！？いっ言わないよね！？」と聞く。
千雪も慌てた様子で言う訳ないと言い切った。

そんな2人の様子を育人が見守る。
育人の視線に気がついた心は「それじゃあ先輩、後は」と話しかける。

「心さん、ありがとう」

「今回だけですよ」

お互いに信頼し合えているからの会話が交わされた。
そして育人は千雪にも話しかける。

「次の服に着替えたら俺のところに来てください。
まだ未完成なので。
最後に手直しをして完成させます」

育人の言葉を千雪は驚いた顔で聞いていた。

育人の狙いに自力で辿り着ける千雪は、やっぱり本気でモデルをしているのだなぁと思いました。

シャルロット

会場の外にでた研二は考えていた。
次の千雪の出番のペアはシャルロット。
そして2人の服のテーマは宿敵であると。
オリヴィアも遅れて研二の隣に並び立った。

そんな2人に合わせたかのように、千雪とオリヴィアも近くに並び立って次の衣装に着替える。

「そのサイズで今日のウォーキング、喧嘩にもならないからこの廊下でも歩いてたら？」

まるで千雪を煽るかのようなことを言うオリヴィア。
そんな状況でも準備は着々と進んでいく。

ある程度の服を着たところで、オリヴィアの補助に心が、千雪の補助に育人が入る。

「シャルロットさん、準備できました」

シャルロットの準備が先に終わる。
準備を終えたシャルロットは、千雪の準備の様子を真剣な目で見ていた。

やがて千雪の準備も終わった。
千雪の準備を終えた育人は、涙を流していた。

表では、一度外に出た研二とオリヴィアが並んで会場に戻ってきた。

そしてついにシャルロットがランウェイに立つ時がきた。

育人が泣くほどの出来栄え。
どんなものが出来たのか非常に気になります！

スポンサーリンク

190着目：約束守らないとの考察

物語に触れ、感想を紹介した次は、190着目：約束守らないとの考察をしていきます。

オリヴィアは何を見定めるか

シャルロットは研二と触れる機会が増えたことで、研二や千雪の評価が、通訳であったり周りの人間が過剰な表現をしたせいで下がっていたという考えにたどり着いていました。

一方でオリヴィアは千雪の件はともかく、研二に関しては有能だと言うことは、すでに理解しているはずです。

この状況で研二とともにオリヴィアだけでなく千雪も真剣に見ている。

それはファッションショーだからだけではなく、何かを見出すためなのかではないかと思います。

例えば身長がさほど高くない千雪だからこその表現があるからだとか。

皆さんは何を考えていると思いますか？
よかったらコメントをくださいね！

スポンサーリンク