『ランウェイで笑って』189着目:…だと思う
それではさっそく、2021年6月9日発売の週刊少年マガジン28号に掲載された『ランウェイで笑って』の189着目『…だと思う』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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189着目『…だと思う』感想
まずは189着目『…だと思う』の物語に触れつつ、感想を語ります。
いつからだろうか
まだ2人が学生だった頃。
最初は育人の名前どころか苗字にも興味がなかった千雪。
気がつけば彼のことを面白い子だと思うようになり、服を作るのが好きなんだなと認識するようになった。
とあるファッションショーの前。
着替えを終えて少しだけトラブルのあった千雪の衣装を手直しする育人。
さっき着替えを覗いてしまって狼狽えていた人と同一人物とは思えないくらいにデザインを整えつつ急いで縫製をし、千雪を舞台に送り出した。
千雪は今、舞台の上で心の隣に立っている。
「なに言ってるの
誰かさんのせいで人生変わった人がここにいるんだけど」
千雪が不良に絡まれているのを、育人は必死に助けてくれた。
育人が困ったときに自宅に招き入れた。
育人は千雪から連想して”風”というテーマの服をデザインした。
『服ってさ、いつでも着てるでしょ?
だから人生の分岐点をいつも本人と一緒に迎えるんだよ。
それでその日着てた服に特別な思い入れができたり、
それこそ服そのものに人生を変えられる人もいる』
今までに育人が自分のためにデザインをしたり縫製をしたり、手直しをした服がたくさんある。
その一つ一つが分岐点であり、思い出である。
だから千雪は、心の質問に答えた。
「……そうだね
きっと
大好き…だと思う」
そう言った千雪の顔は、まさに恋する女の子の顔そのものだった。
「うん、知ってる」
心は平常心で返事をした。
そして気持ちを伝えるかを聞いた。
千雪の答えは、今の自分では言えるわけないというものだった。
「じゃあいつかの千雪は言うんだ」
千雪の答えを聞いた心はそう言った。
それを聞いた千雪は、自然に口にしていた。
「いつ…って、パリにー」
そう口にした千雪は、ハッとしたように目を見開いた。
ある少女の恋物語が、別の少女の恋物語に繋がり、そしてその恋物語が夢へと繋がる。
とっても素敵です。
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189着目:…だと思うの考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、189着目:…だと思うの考察をしていきます。
心だから引き出せた千雪の本心
心は育人のことが好き。
そして千雪も育人のことが好き。
同じモデルという立場を経験し、そして今は道は違えど、そばで彼のことを見てきた心だからこそ、育人が千雪にもこうしていたんだろうなということが想像できたのではないでしょうか。
千雪の本心を引き出すことは、自分の恋物語をバッドエンドに近づけることになるかもしれない。
それでも心は、ライバルとして、育人を好きになった者として、千雪の本心を引き出したかった。
それが育人のためになる。
そう思ったのではないでしょうか?
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年6月9日発売の週刊少年マガジン28号に掲載された『ランウェイで笑って』の第189着目『…だと思う』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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