『ランウェイで笑って』180着目:じゃないと
それではさっそく、2021年3月24日発売の週刊少年マガジン17号に掲載された『ランウェイで笑って』の180着目『じゃないと』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
前回の感想・考察はこちらから
180着目『じゃないと』感想
まずは180着目『じゃないと』の物語に触れつつ、感想を語ります。
僕に作らせてくれませんか?
育人はみんなに頼み込む。
「ファッションウィークのコンセプトを”藤戸千雪”に
一生のお願いです」
まず最初に口を開いたのは花岡だった。
彼は千雪が誰かピンときていなかったようで、誰と聞くと、すぐに美依が育人の友達のモデル、ふざけるなと釘をさした。
そして育人にショーに私情を挟むのかと戸惑う花岡をよそに、美依は賛成する。
そしてみんなはどうかと美依が聞くと、心が不安そうな表情で理由を尋ねるのだった。
千雪と育人の関係が上手に分かりきっていない、育人に対して憧れとともに違う感情を抱きつつある一人の少女としての気持ちも挟みつつ、どうして育人が今になってコンセプト変更をしようとしたのかが気になる。
その両方が両立するような展開です。
コンセプトなど私情の塊だ!!
理由を聞いた心は不安に近い暗い顔で「…千雪」と口にする。
花岡は私情は私情だがなと言って美依に釘を刺されかけるが、元を辿ればコンセプト自体が私情の塊とも言える存在なので、自分の仕事がつまらなくならなければなんでもいいと賛成した。
これで結論を出していないのは心だけ。
美依が心に話しかけると、心は慌てたように大丈夫だと口にした。
「ありがとうございます」
育人が礼を言うと、花岡は作業に戻ろうとする。
しかし育人は前に渡したデザインはもう使わないといい、花岡と美依を唖然とさせる。
デザインを全部変えるといい、美依にお願いがあるという育人の言葉を聞いた美依は、仕方なさそうに頑張るとため息をついた。
今の育人は必死なんです!!
もしかして関係者入れないつもり!?
育人の頼みはファッションウィークに一般のお客さんも呼びたいというものだった。
しかしホールBは収容人数が301人のため、バイヤーさんと記者を入れたら一般客は全然入らない。
かといって一般客を入れたらバイヤーさんも記者も入らない。
育人の提案にまさか関係者を入れないつもりなのかと驚く美依に、育人は入れると答え、美依は混乱する。
そこに育人は無茶振りを言った。
「両方入れたいから”ホールA”も使いたい」
その言葉を聞いた美依は絶対に無理だという。
ホールAは日本でも大きなブランドが使うような会場である上に、自分たちのような実績のないブランドが使うのは大変だからだ。
それを2つ同時になんてと美依は困る。
だが育人はじゃないと今回のコンセプトが実現しないと言い切った。
ファッションウィークで関係者に服を披露する重要さを知って、TGCでやっぱり服を楽しむのは一般の人だと思った。
だからどちらも必要だと。
そして育人は美依と心に必死にどんなショーにしたいかを説明した。
どんなブランドにしたいか説明をした。
その結果、美依はやってみるという決断を下した。
ABの両方のホールを使うにはどうしたらいいか分からないが、まずは運営に聞いてみることにした。
考えられる方法として実績、資金、コネクションなどが考えられる。
育人は服作りに集中してと言いたいが、今回は無理してもらうかもしれないと、美依は言った。
その声に、育人ははっきりと返事をした。
今こそライバルたちに頼る時が来る?
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特集
MODE JAPANの編集部では、まだデザイナーのコメントが取れていないと焦っていた。
今注目のブランドが載るのだから絶対に取り上げないとと。
そしてオリヴィアは、来月号の雑誌での巻頭特集でシャルとコラボするブランドを『AYANO』で進めようと思っていることを聞いた。
シャルは車で移動中に千雪の様子を綾野遠から尋ねられるが、知らないと答える。
遠はビヨンドに所属すれば千雪の仕事の幅も広がるし、千雪が活躍すれば育人にもプラスに働く。
早く再戦がしたいと口にするのだった。
遠のブランドの力がホールAが使えるかどうかに影響する?
わたしにできることありませんか?
育人は美依と打ち合わせを重ねる。
その中で、実現すれば良いものになると美依は言う。
だが千雪からオファーOKの連絡はまだきていない。
育人は何回も頼むといい、美依はそこだけは決めないとと念押しをする。
そこに心が入ってきた。
「わたしにできることありませんか?」
その表情は必死さと不安さが混ざったものに見えた。
育人がどんな気持ちで動いているか千雪に伝えるのでしょうか?
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180着目:じゃないとの考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、180着目:じゃないとの考察をしていきます。
心の動き
心は育人が千雪のために動いているのを間近で見ることになり、自分の気持ちに揺れ動くことになるのではないでしょうか?
育人のために力になりたい。
けれど力になればなるほど育人と千雪の距離が近づく。
自分の気持ちと尊敬する・気になる相手に対する気持ちの中で、心は葛藤するのではないでしょうか?
ワガママを実現する方法
育人のワガママは現状では実現するはずがありません。
ここで今までに登場した人物たちが鍵となるのではないでしょうか?
綾野遠は育人との再戦を望んでいる。
育人は自分のコンセプトのために大きな会場を使いたい。
遠や千雪の父はシャルやビヨンドとの繋がりを持っている。
これを使わない手はないでしょう。
もっとも、育人が使おうとして使うのではなく、それぞれの思惑が交錯した結果になるからだと思います。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年3月24日発売の週刊少年マガジン17号に掲載された『ランウェイで笑って』の第180着目『じゃないと』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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