【パラレルパラダイス/感想・考察】第3話:ギミック リリック

パラレルパラダイス
画像出典:講談社コミックプラス
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『パラレルパラダイス』第3話『ギミック リリック』

それではさっそく、『パラレルパラダイス』第1巻収録の第3話『ギミック リリック』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。

本ページは本サイトバージョンアップ及び他のブログとの統合に伴い、2024年10月27日以前に投稿・公開されていた内容を移植して公開したものになります。なお本ページ公開時点にて、不適当と判断した語句等については、記事の内容に影響の内容に注意した上で差し替え対応を行っております。

感想

いきなりギャグ描写かと思えば、重要なシーンが出てきたり、またギャグみたいな描写だったりとが続きましたが、案外重要な事実が次々と出てきたりで目まぐるしく感じる話でした。

最も、最後は第4話のサービスシーンにつながるシーンがあったので、男性としては期待が高まる終わり方でしたね。

考察

今回は今までの情報を繋ぎつつ、新たな考察へと繋がる事項もありました。後は、第1話と2話の考察の中で、触れるのを忘れていた考察にも触れていきます。

シーザー王国とは

第3話を読んで考察をしていく際に気がつきました。

そういえば、第1話でルーミが『私はシーザー王国の聖騎士ルーミ』と自己紹介をしていたのをスルーしていました。陽太がいる世界……ではなくシーザー王国という場所は、王国とついていることからも、少なくとも王政となっていると思われます。
また街の名前ではなく『シーザー王国の聖騎士』と名乗ったことから、シーザー王国以外の国があるものと思われます。
今後、登場する別の国でのやりとりがあったり……なんていう想像が膨らむ余地があります。

日本語=シーザー語について

陽太がルーミに案内されるがままはぐれエルフの店にたどり着いた時に目に映ったのは、漢字にカタカナにひらがな。つまりは地球にある日本という国で使われている日本語でした。

漢字が使われていることや言葉が通じていることに疑問を持った陽太がルーミに尋ねると、彼女は『シーザー語』と言い、日本語という言葉そのものを知らないようでした。

シーザー王国で使われている言語だからシーザー語。そのことに疑問を感じることはないのですが、全く同じ使い方をしていることに疑問を感じます。

日本語がシーザー語であるということは良いとして、ここで言語に言及したということは、今後の展開として、陽太がいた地球(日本)と今いる異世界(シーザー王国)を繋ぐ何かが出てくるのではと予想できます。

ジーニアスは気まぐれ

この世界に少なくとも3000年以上ぶりに男が現れたという緊急事態が発生したのにも関わらず、神だというジーニアスはいつの間にかどこかへ行ってしまいました。

ルーミ曰く「ジーニアスは気まぐれだからね。またすぐ来るわよ」とのことでしたが、どうにもきな臭く感じます。

神として、この世界に男がいるということ自体が彼にとって緊急事態ではないのか、それとも何か別の意味があるのか。

『この世界に男が……』という語りから想像することしかできないのですが、神であるジーニアスが別の世界を見ている(見ていた・見たことがある)パターンや現れていないだけでどこかには存在しているかと言ったことが思い浮かびます。

『現れる』という現象はシュレディンガーの猫と似たような要素を含むので、なんともいえません。その場にいるということはその場にいる人物を示せば分かりますが、誰も見ていない(見たことがない)ということの証明はできません。
なんとも歯痒い感じがします。

はぐれエルフ

はぐれエルフの店を経営しているのは、サユリという(もちろん)女性。彼女は陽太の声とカルと呼ばれる天敵の声と陽太の声が同じだと指摘しました。このカルという存在については、後で触れます。

ここでは彼女の素性について考えます。はぐれエルフというからには、彼女はエルフなのでしょうが、”はぐれ”の部分が群からはぐれたというような意味を持つのか、それともそういう名前の種族なのか。

雰囲気的に前者だとは思いますが、何か意味があるといいなぁと個人的には思います。

カルは男?

サユリさんは、陽太の声が【カル】というルーミたちにとっての天敵と同じ声だと言います。彼女はそのことから陽太が人間の男だと分かったと発言していましたが、彼女はどうして人間の男の声がカルと同じだということが分かったのでしょうか?

今後の描写として、例えば言い伝えとして人間の男はカルのような声を発するということが一般的な知識となっているような話があれば納得が行きますが、現状はどうにも奇妙な描写に感じます。

ざっくりと調べた感じ、一般的な伝承としてのエルフは1000年から2000年くらい生きているとか、死ぬまで老いないなど色々とあったので、もしかしたら彼女は3000年以上も生きているのかもしれませんが、今後の劇中で他のエルフが出てきたときに始め分かることなのかもしれません。

異世界からの来訪

サユリさんはシレッと言っていましたが、聞き流せない言葉がありました。

「その変わった服装…異世界からいらしたのですね?たまにいらっしゃるのですよ、そういう方ー。人間の男は初めてですがー」

 ルーミも特に言及してしませんが、この世界においてどうやら何者かが異世界から来るという現象は、初めてのことではないようです。

そして彼女の店に来ている。

人間の男がくるのが初めてという言葉は、次の意味でも気になります。人間が初めてというわけではなく、人間の”男”が初めてということは、もしかして人間の”女”は来たことがあるような言い方です。

おそらくですが、今後の展開として陽太と同様に地球から来た女性が登場することは確定事項だと思います。

街の手入れ

ルーミとともに来た街は陽太の認識だと、古い街、まるで遺跡のようにボロボロ、維持管理ができていないといった雰囲気の街です。

また2人のピンチを助けてくれたリリアと陽太が訪れた建物は、現代建築のように綺麗で、机も椅子も現代の椅子と違いはあるようには見えません。

地球の現代技術があるようなないような、なんともいえない描写なので、ここからの考察は難しそうです。

まとめ

今回は第1話『落ちた世界 君と出会い』の感想と考察をお届けしました。
まだ第1話であるため、考察というよりは今後の考察の種を見つける作業でしたが、今後のお話をより楽しく読むお手伝いができたら嬉しいです。

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第1話『落ちた世界 君と出会い』は第1巻に収録されています。第1巻は下記のアフェリエイトリンクより購入可能です。

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