『パラレルパラダイス』第178話『oath/sign』
それではさっそく、2022年1月24日(月)発売の週刊ヤングマガジン8号に掲載された『パラレルパラダイス』の第178話『oath/sign』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
第177話の感想・考察はこちらから
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第178話『oath/sign』感想
まずは第178話『oath/sign』の物語に触れつつ、感想を語ります。
きっかけはと仁科
陽太が自分と金城の因縁について話すときに、きっかけは仁科と話しました。
物語の中では、金城と陽太の間に存在する仁科が間接的に関わっているので、仁科もきっかでであることは間違いないのだろうなと思いました。
ただ仁科がきっかけというよりは、陽太が金城が仁科を狙うきっかけを作ったようにも感じました。
あとは、陽太が駆けつけた時の様子が単純にかっこよかった!
それだけだぁ!!
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第178話『oath/sign』の考察
感想の次は、第178話『oath/sign』の考察をしていきます。
金城=嫉妬深い神の行動原理は?
今回の話の中で、金城は「力ずくで」という言葉を使っていました。
その力ずくを発揮する相手が仁科だったわけですが、ではどうして金城はそんなことをするのでしょうか?
手にいてることに意味がある?
これは私の想像になるのですが、相手の物を手に入れることに意義を感じているのではないでしょうか?金城は剣道では反則に近い事をしても、勝とうとしました。
それは相手から勝利を手に入れる=勝ちを自分のものにすることにあるのではないでしょうか?
それが今回の仁科の言葉で、勝利を手に入れる≒勝ちを自分のものにするということであることに気が付いたのではないでしょうか?
勝利して勝ちを完全な物にするには、一度も相手にやられたように見えないようにしなければならない。
相手から根こそぎ奪わなければならないということに気が付いてしまった。
だから、金城は陽太に近しい仁科を奪おうとした。
金城が嫉妬深い神として動くようになったのは、きっと今回の件が根深く尾を引いているのかなと思います。
現在の国母様である金城の彼女が、このことをしれば、自分以外の女の価値を減らす方法を探るなんてこともしそうだしなぁ。
国母はいつから金城の?
現在の時間軸で国母様とあがめられているのは、金城の『三千年前の恋人兼おもちゃ』であった由真です。
由真が金城の『三千年前の恋人兼おもちゃ』と明らかになったのは、第174話で仁科の口から語られました。
この『恋人兼おもちゃ』という表現が少しだけ引っかかっていましたが、今回の話でよりひっかっかるようになりました。
金城は仁科を襲ったときに次のような会話を交わしました。
「お前は太多と付き合っているのか」
「……付き合ってないよ」
「おれと付き合え」
「……そういってくれるのは嬉しいけど…ごめんね」
そして次のようなセリフの吐いていました。
「バカかお前は?お前に選択権なんかねぇんだよ」
「これは命令だ。おれの女になれ」
この言葉から、金城の目的の一つに、仁科を自分のものにするということが追加されたことが分かりました。
しかし『彼女』でも『恋人』でもなく『おれの女』という表現であることに違和感を感じました。
このことから、仁科がリーメアリーに話をしたときに由真のことを金城の『三千年前の恋人兼おもちゃ』という表現をしたことにある憶測が浮かんでしまいました。
由真も誰かを屈服させる道具だった
由真が金城の『三千年前の恋人兼おもちゃ』という表現で紹介されたのは、由真も仁科のように、陽太のような存在を傷つけるための道具であったということの比喩的な表現なのでは?と私は考えます。
金城が仁科を狙うきっかけになったのは陽太であり、金城が陽太を襲うときに彼は『おれの女』という表現をしていました。
仁科の件から由真の件を推測すると、由真も誰かを傷つけるための道具であったのでしょう。
そのきっかけとして、由真は金城の女になった。
だが、金城と由真の間に何かがあったから今のような関係になった。
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金城と由真=嫉妬深い神と国母様
金城は嫉妬深い神であり、国母様は由真です。
このことはゆるぎない事実であるのは間違いありません。
しかし、この二人の関係が意図的に隠されているようにも感じます。
仁科が174話でリーメアリーに語ったことが真実であれば、金城はどうして封印され、由真は国母となったのでしょうか?
それこそが『嫉妬深い神』という名前の由来なのではないでしょうか?
嫉妬深い神の正体
由真はきっかけはどうであれ、金城の恋人になったと思った。
だがそれは金城が狙う相手に危害を加える手段の一つでしかなかった。
そのことに由真は気が付いたが、最初はただ耐えていた。
しかし、いつしか耐えられなくなった。
自分がそうであったように、自分以外の女性も、金城が目的を果たすための道具として消費されていく。
そんな現状を打破するべく『金城を由真が封印した』
由真は金城を嫉妬深い神と呼び、この世界に呪いを掛けた元凶とした。
そんな物語がバックボーンにあるのでは?
私はそう思います。
実はダブルネーミング?
『嫉妬深い神』というのは、ダブルネーミング的側面があるのではないでしょうか?
嫉妬深い神である金城は、自分よりも上の存在や他人が持っていて自分にないものをよく思わない。
それを嫉妬と捉えられている。
そして嫉妬深い神である金城は、由真以外の人物を相手にすることによって、その相手に対して由真の嫉妬心を生んでいる。
嫉妬深いが何に対してと語られていないのも、この物語の鍵なのでは?そう思います。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2022年1月24日(月)発売の週刊ヤングマガジン8号に掲載された『パラレルパラダイス』の第178話『oath/sign』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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