『パラレルパラダイス』第173話『忍ぶれど、色に出にけり・・・・・?』
それではさっそく、2021年11月21日(月)発売の週刊ヤングマガジン52号に掲載された『パラレルパラダイス』の第173話『忍ぶれど、色に出にけり・・・・・?』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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第173話『忍ぶれど、色に出にけり・・・・・?』感想
まずは第173話『忍ぶれど、色に出にけり・・・・・?』の物語に触れつつ、感想を語ります。
心を隠して
マロンは陽太に戦いを挑んでいるという体を取りつつも、何かの機会を伺っているのは確か。
そんな風にしか見えませんでしたが、結果はやはり、陽太と交尾をする機会を伺っていた。
正確には、その機会が存在する理由を作ることができるかを探っていたという方が正しいのでしょうか?
結論として、マロンの思う通りの展開となった。
今までは、そのこと事態がそれぞれの幸せを生んでいましたが、今回ばかりはそんな風にはいかないような気がします。
なにせ、近くにいたガーディアンがマロンなのですから。
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第173話『忍ぶれど、色に出にけり……?』の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、第173話『忍ぶれど、色に出にけり……?』の考察をしていきます。
今回は陽太が途中で考えていた『…これもひょっとしたら…金城が仕組んだことなのか……男にとって都合がいいように…だとしても…彼女たちを救うには交尾しかないんだ』という部分について考えます。
理屈はあっているが?
今回の話の中で陽太は『…これもひょっとしたら…金城が仕組んだことなのか……男にとって都合がいいように…だとしても…彼女たちを救うには交尾しかないんだ』と考えました。
理屈的にはあっている部分がありますが、少々疑問が沸く考えでもあります。
男にとって都合の良い世界
この場合における男にとって都合の良い世界というのは『女性が男と交尾をしないと20歳までに死んでしまう世界』という現状を指しているのは間違いないでしょう。
女性は交尾をしないと20歳までに死んでしまうということは、逆説的に言えば『必ず交尾をしなければならない男がいる』ということになります。
当たり前といえば当たり前の話ですが、実はこの部分は重要です。
陽太の証言や記憶の中の人物像でしか金城(嫉妬深い神)のことが分からないのでなんとも言えませんが、少なくとも金城が望んでこのような世界になったのであれば、なぜ金城が封印されたのかがよく分からなくなってくるのです。
大前提として:出生
陽太たちがもともと住んでいた世界(時代)では、人間も動物と同様に交尾をすることによって繁殖をしていました。
しかし今、陽太たちがいる世界では母親という概念が存在しない以上、人間は交尾では繁殖しないということになります。
また忘れられがちな部分ですが、この世界では三千年単位で男が生まれていません。
この部分も誰かの意思が反映されていることは確かでしょう。
男がいなくても人間が反映できる。
そんな世界を望むのは、嫉妬深い神である金城であると想像できますが……?
世界の仕組みはいつ変わったのか
金城(嫉妬深い神)が、自分だけが女にモテる世界を作ろうと考えたと仮定します。
この際に、順番は更なる考察の余地がありますが、少なくとも以下のような思考プロセスがあるでしょう。
- 自分だけが女にモテる世界を作りたい
- 自分が女に必要とされる世界であればよい
- 女性は男と交尾をしないと成人前(20歳まで)に死んでしまう世界を作ればいい
- 女どもが自分以外の男の所に行くのをなんとかしたい
- そうだ、男が自分しかいなければいいんだ
- 世界に自分以外の男が存在しない状況を作ればいい
- この世界での人間は女性しか生まれず、男がいなくても繁栄できるようにしよう
少なくとも上記のような思考プロセスがあるような気がするのですが、そうなると、金城(嫉妬深い神)がいつ・誰に封印されたのかが謎になります。
嫉妬深い神=金城はいつ封印された?
嫉妬深い神である金城が封印されているのは確かで、封印に必要な剣は男にしか使えないという情報があります。
このような状況下で、男にしか使えない剣が使われている以上、男によって封印されたと考えるのが定石でしょう。
しかし、これはミスリードなのでは?と私は考えています。
本当の条件
実は嫉妬深い神を殺せる剣を使用した際の条件は次のような状態なのではないでしょうか?
- 男が使うと、神を殺すことができる
- 女が使うと、神を殺せないが封印はできる
上記の条件であれば、この世界に存在する男が金城=嫉妬深い神のみであっても、今の状況が成り立ちます。
作中で、実際に剣に触れた人物が描写されていない以上、この部分は疑うべき部分だと思います。
真実は実際に描写されないと分からない
現状は上の見出しの通りです。
私が嫉妬深い神が仁科であるという情報に騙された理由は、作中の登場人物たちの証言を信じすぎたことにあります。
これからの考察に必要なのは、各個人が言った言葉は、描写がない限りは疑うべき事象であるということでしょう。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年11月22日(月)発売の週刊ヤングマガジン52号に掲載された『パラレルパラダイス』の第173話『忍ぶれど、色に出にけり……?』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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