【感想・考察】パラレルパラダイス 第172話:icon

パラレルパラダイス
画像出典:講談社コミックプラス

『パラレルパラダイス』第172話『icon』

それではさっそく、2021年11月15日(月)発売の週刊ヤングマガジン51号に掲載された『パラレルパラダイス』の第172話『icon』の感想や考察を語りたいと思います。

お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。

第171話の感想・考察はこちらから

【感想・考察】パラレルパラダイス 第171話:因果
2021年11月8日(月)発売の週刊ヤングマガジン2021年50号に収録された『パラレルパラダイス』第171話:因果の感想や考察みたいなものを語っています。みなさんもお手元に漫画をご用意していただくと、より楽しめるかと思います。

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第172話『icon』感想

まずは第172話『icon』の物語に触れつつ、感想を語ります。

親が大切なのは分かるよ

陽太はルーミに話す。

「おれの母さんを殺した男だ。おれは絶対 あいつに逆らうことが出来ない」

陽太の言葉に、ルーミは困ったような顔をする。
陽太はルーミがそんな顔をする理由を知っているから、半ば突き放したように言う。

「この世界の人間に親はいないからな。そう言われてもピンと来ないか」

陽太の言っていることは確かにルーミには完璧には理解できない。
それでも、自分の理解できる範疇で理解した。

「わからないけど、親が大切なのはわかるよ。家畜だって親がいなくなったら泣いて探し回るもの」

ルーミの言葉を聞いた陽太は『家畜…』と複雑な気持ちになった。
だが、言いたいことが分からなくもなかったのだろう。

「まぁ…親子関係なんて最も原始的な繋がりだからな。動物も人間も変わらないか」

そう納得した陽太に、ルーミは「お母さんはどうして殺されたの?」と質問をする。
すると陽太の瞳孔が思い切り開き、母親が殺された時のことがフラッシュバックして、両手で自分の顔を覆った。

「…ヨータ…?」

様子の変わった陽太に、ルーミは戸惑いながら話しかける。
だが陽太は、その質問には答えず「行こう」と立ち上がった。

「ごめん。まだ思い出話に出来るほど…記憶が風化していないんだ」

暗い表情で言う陽太に、ルーミは「ヨータ…」としか言えなかった。


ルーミが「ヨータ」としか言えなくなっている……

なんだ!?

立ち上がった陽太の背後に誰かが現れ、いきなり「あんたか?人間の男ってのは」と言った。
そして陽太が振り返ると、陽太はいきなり殴られた。

「なんだ!?」

陽太は仰向けに倒れ、いきなり殴られたことに驚いた。
陽太を殴ったのは、単発の忍者風の格好をした女性だった。

「なんだ…避けられないのか」

その女性の登場に驚いたのは陽太だけではなかった。

「マロン!?」

「久しぶりだな、ルーミ。しばらく見ない間にお尋ね者になっていたから驚いたぞ」

マロンは淡々とそう言ったが、淡々と話すほど冷静ではいられない人物がいた。

「……てめぇ…急に何すんだ!?」

起こった陽太はマロンの前に立つ。
だがマロンは冷静だった。

「……なるほど。確かに女とは骨格が違うし丈夫さも違うな」

そう言ったマロンは口元を隠していた布を外すと「悪い、男は俺よりもっと強いと思ったんだ」と言う。
続けて「でも案外大したことないことがわかった。もうしないから許してくれ」と言った。

その言葉を聞いた陽太は怒り心頭だった。

「別におれは格闘家じゃない!後ろから急に殴られても避けられるわけないだろ!」

当たり前のことを言ってくる陽太のことを見て、何かに満足した様子のマロン。
彼女は急に柔らかい顔をして言った。

「そうは言ってもきっと男なら華麗にかわしてくれると思ったんだ。初めて見る男に…期待してちょっと舞い上がってしまったみたいだ」

それを聞いた陽太は、顔をそらしながら「期待に添えなくてすまなかったな」と言うのだった。


マロンは何を目的に接触してきたんでしょうね?
というか、どうしてここに男がいることを知っていたんでしょうね?


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そう警戒するな

少し冷静になった陽太は、ルーミにマロンが何者かを聞く。
彼女曰く「私と同期のガーディアンでマロン。上位ガーディアンのリーメアリーと2人でこの街を管理してるの」ということらしい。

その説明を聞いたマロンは「リーメアリーからお前の監視を命じられている。付いてきてくれ」と陽太に言った。

陽太はマロンを怪しげな目で見ると、その目に気が付いたマロンは「そう警戒するな。監視と言うよりも保護に近い」と言った。

その理由は極めて明確なものだった。

「護衛達に男がこの街にいると知られたら…おれの立場上お前を殺さなくてはいけないからな」

その理由に納得したのか、陽太は思い出したように仁科について「仁科は今どこにいる?」と聞いた。

マロンは最初は仁科について心当たりがない様子だったが、すぐに仁科=ニーナだと理解すると、リーメアリーと一緒にいると説明した。

それに付け加えるように言った。

「一体何の心配してるんだ?ハイエルフや魔女でさえ彼女は殺せないんだろ?」

陽太にそう言ったマロンは、今度はルーミにリーメアリーが話があると言っていたから行くように指示を出すと「行くぞ」と陽太を案内し始めた。

しばらくはおとなしくマロンの後ろを歩いていた陽太。
だがずっと大人しくしているだけではなく、マロンの後頭部に手套を入れた。

「何をする!?後ろから不意打ちなんて卑怯だぞ!!」

陽太に叩かれた部分を抑えながら、陽太に抗議するマロン。
そんなマロンを見て、陽太は呆れたように「お前…自分にだけ甘すぎるだろ?」と言うのだった。

そして近くで様子を伺っていたルーミは、安心したような顔をするのだった。


ある意味でキャラ立ちしてますよね、マロン。


どうしたんだ?

陽太を部屋へ案内したマロンは「しばらくこの部屋を使ってくれ」と言った。

案内された部屋のベッドに思い切り寝ころんだ陽太は、一度大きなため息をついてから、これからいろいろ考えないといけないと口にする。

だがそのまま落ち着けずに、マロンが自分を見ていることに気が付くと「ん?どうしたんだ?」と問いかける。

そう問いかけられたマロンは、リーメアリーと交わした会話について考えていた。

この街に…男が…?

「男と交尾がしたいですか?」

リーメアリーにそう問われたマロンは、自分が何を言われているのか理解できずに「一体、何を言っている?」と聞き返す。

リーメアリーは「男と交尾すると崩月を免れる事が出来るという噂はどうやら本当のようです」と言う。

相変わらず少し説明不足な彼女の説明にマロンは「だからなんなんだ?そうだとしてもその肝心の男がいないんじゃ仕方がない」と当たり前のことを言う。

マロンの当たり前の言葉に、リーメアリーはさも当然のように「男は今この街にいますわ」と口にする。

「えっ!?…この街に…男が…?なぜだ!?」

戸惑うマロンにリーメアリーは「男のほうからカルンナッハへやってきましたの」と口にする。

そしてようやく本題に入り始めた。

「あなた…前から言っていましたよね。三千年に一度の男を本当に国母様の命令のまま殺してもいいのだろうかと。そんなことを考えること自体が本来なら不敬罪です。ですが…これはあなたにとって命の問題です。私は口を挟みません。マロンが崩月の呪いを解くために男と交尾をするのでしたら、私は止めませんわ」

ここまでは真剣な目つきで言っていたリーメアリー。
そして注釈を入れながら立ち去ろうとする。

「ただ…ガーディアンの立場を捨て逃亡者となる覚悟があればですが。選ぶのはあなたです」

そう言う彼女にマロンは、自分はどうするのか問いかける。

「私は交尾なんてしません。命よりも大事なものがありますから」

リーメアリーと交わした会話。
部屋の中に食べ物があることを確認しつつ、リーメアリーの『でもあなたはあなたの人生を選んでください』という言葉を思い出し、行動に移すことにした。

そのきっかけは、陽太が一人にさせてくれと言ったことだった。

マロンはナイフを構える。

「そうはいかない。お前には…ここでおれと…殺し合いをして貰う」

「えっ!?なんで!?」

陽太はいきなりのマロンの言葉に戸惑う。
マロンの目的は、陽太が自分の命を託すのに相応しい男かを見極めるためらしい。

「受け取れ。お前に生かす価値がないことがわかれば国母様の命令通り殺す」

そう言ってナイフを渡してくるマロンを見ながら、陽太は思うのだった。

『面倒くせぇ!!どうせ交尾するくせに…』


次回か次々回あたるがサービス回ですかね?


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第172話『icon』の考察

物語に触れ、感想を紹介した次は、第172話『icon』の考察をしていきます。

位が上がればあがるほど

考察をしていきますといいつつ、今回は考察要素は薄めです。

物語が進むにつれて、登場するガーディアンたちの数も増えていくわけです。
その中でも初期のころは、位の低いガーディアンが登場しつつ、実力者がいるくらいで上級ガーディアンが登場することはありませんでした。

物語的に当たり前だろと言われればそうなのですが、当然のように物語が進めば進むほど、実力のある上級ガーディアンが登場してきます。

そしてガーディアンたちの位があがると、少しだけ変化が見え始めました。

それは『国母様への忠誠心の揺らぎ』です。

初期のことはガーディアンたちは国母様へ絶対の忠誠を誓い、陽太のことを必死に殺そうとしていました。

しかし最近ではどうでしょうか?
多少の敵対心はあれど、基本的に生け捕りか保護が基本行動になっています。

それどころか、ユーマやトリス、そして今回のリーメアリーのように男の存在や交尾の在り方に、割と寛大な考えを持つ者が多くなってきています。

一応は国母様への忠誠心を持ちつつも、男と交尾することや疑問を持つことに関して、不敬罪であるかを軽視している部分が大きいのです。

これは上級ガーディアンになればなるほど、何かを知ってしまうからなのか、何かを成し遂げなければならないと思うのかがきっかけになっているような気がします。

ガーディアンによって、国母様への忠誠心の度合いに違いがあるのは、少し考察の余地がある点ではないでしょうか?


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まとめ

今回は2021年11月15日(月)発売の週刊ヤングマガジン51号に掲載された『パラレルパラダイス』の第172話『icon』の感想や考察を語りました。

みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。


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