『パラレルパラダイス』第156話『dreaming giri』
それではさっそく、2021年6月7日発売の週刊ヤングマガジン28号に掲載された『パラレルパラダイス』の第156話『dreaming girl』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
第155話の感想・考察はこちらから
サイト内検索
過去の記事や気になる作品情報について、こちらから検索して探すこともできます。
第156話『dreaming girl』感想
まずは第156話『dreaming girl』の物語に触れつつ、感想を語ります。
決められない
仁科に自分と世界のどちらを救うか選んで欲しいと頼まれる陽太。
陽太はどちらかを選ばなければならないことは分かっているが、そんなことは決められないという気持ちになっていた。
「おれはカルンナッハに行って剣を手に入れる。
そしておれがその剣を守る。
一緒に行こう
ここにいたら仁科を守れない」
「うん」
陽太の言葉を聞いた仁科は嬉しそうに返事をし、木陰から見守るルーミは複雑な顔をする。
そんなルーミに陽太は気がついていたようで、ルーミに一緒に来てくれるだろと当たり前のように言った。
ルーミはついていっていいのか疑問に思うが、陽太はルーミに交尾係だからそばにいてくれないと困るという。
陽太の言葉にルーミは顔を赤くする。
そんな陽太の背後では、仁科がゴゴゴゴゴゴと不穏な空気を出していた。
気配を感じた陽太が振り向くと、仁科はニコニコとしていた。
どうかしたのか聞く仁科に、陽太は変な気配を感じたことが気のせいだと思うことにし、準備を始めることにした。
嫉妬深い神の呪いの能力は、元よりあったものというよりは、陽太の交尾による女子の崩月からの解放のように、元から備わっている能力なのではないのかなぁ?
いくら人を喰っても魔女にゃなれないよ
ところ変わって、魔女のサーニャの家。
サーニャは床に転がるミミにすまなかったねと話していた。
サーニャはミミがこんなに馬鹿だとは思わなかったと口にする。
いくら人を喰っても魔女になれないこと、前に魔女になる方法を聞かれたときにそう言ったのは、諦めさせるためだと。
それがまさか本当に人を殺して喰っちまうとはと言いつつも、悪いのは余計なことを言ったあたしだと、サーニャはミミを拘束しているロープを切り、ミミにこの街にはもう住めないだろう、さっさとアルスレイヤから出ていくんだねという。
ミミはのっそりと立ち上がりながら、それではサーニャはどうして魔女になれたのかを聞く。
その質問をしたサーニャは、面白そうに魔女の脳を喰ったと口にした。
それを聞いたミミの目が一瞬鋭いものになるが、余計なことを考えても無駄だ、いくら老いぼれても人間には負けないという言葉、そして見逃してやるからさっさと街から出るように言われてしまった。
それを聞いたミミは脱力気味に立ち上がりつつ、サーニャに感謝の意を述べた。
サーニャは意外そうな顔をしつつも、ああと答えるのだった。
一番最初の魔女ってどうやって生まれたんでしょうね?
どうやって増えるんですかね?
ヴァンパイア方式?
壮行会をしよう
陽太がカルンナッハへ行くことをユーマに言うと、ユーマは神殺しの剣を手に入れてくれるのかと喜んだ。
そんな陽太は、今後の選択肢を増やすために手に入れるだけ、仁科が記憶を取り戻すのを待つという方針は変わらないと念押しをする。
それと同時に、陽太は気がかりなことがあり、剣を手に入れておきたいと言う理由もあるらしい。
考えすぎだと思いつつも、カルンナッハの位置をトリスに教えてもらう。
今いるアルスレイヤの街から北に歩いて5日。
他の街へ行くには近いが、崖や森が多くて徒歩でしか行けないらしい。
仁科に大丈夫かを確認してから、陽太は明日に出発することを決めた。
そしてあっという間に準備が進んでいく様子を眺めるピアノは、陽太が行ってしまうと寂しく思う。
それを感じ取ったロミーはピアノが発情しているといい、ピアノは余計なことを言うなと言うのだった。
その様子を見たユーマは、出発の前に壮行会をしようと提案し、トリスもそれに賛成した。
それを聞いた陽太は、いつもの感じになるんだろうなと思った。
その時、この場所には招かれていない……招かれざる者が現れた。
そういえば、この街ではほぼガーディアンキラーと化してましたね。
陽太さん。
スポンサーリンク
ミミ!?
不審な音に陽太たちが振り向くと、そこにはミミがいた。
魔女に脳を喰われたはずだと動揺しつつ、トリス、ユーマ、ルーミは臨戦態勢を取り、ピアノやロミーも戦う準備をする。
解放されたのなら素直に逃げればいいものを、我々を相手に一体どうするつもりなんだ、全く合理的ではありませんわ。
ミミが現れた理由がわからず、口々にミミに言葉をかける一同。
ミミが何をするのかと構えていると、ミミは信じられないことを起こした。
ミミを解放したサーニャは、あいつはまともじゃないと、頭が欠け、体には風穴が空いた満身創痍の状態で繰り返していた。
ミミは異形の怪物へと変化していく。
そのことに一同は、何が起こっているのかと戸惑うのだった。
不意打ち?
スポンサーリンク
第156話『dreaming girl』の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、第156話『dreaming girl』の考察をしていきます。
元から備わっている能力
陽太の交尾によって、女性を崩月から解放するという能力は、陽太がこの世界に転生してから最初から備わっていた能力です。
一方でタイミングこそ違えど、仁科もこの世界に転生してきています。
となると、仁科にもこの世界に転生してから最初から備わっていた能力があるのではないでしょうか?
それが仁科の場合は、嫉妬深い神による崩月の呪いだった可能性が高いような気がします。
魔女がどうやって増えるのか
陽太の能力を持ってしても、崩月による死を逃れられない女性がいます。
それと同じように、嫉妬深い神の呪いを持ってしても、崩月によって死なない女性がいます。
現時点では”魔女”がそれに相当します。
その魔女が元より存在していたのでしょうが、サーニャの言うように、魔女になるには魔女の脳を喰らうというのが条件だとすれば、どうやって魔女が増えるのでしょうか?
魔女の脳を1人で完璧に喰らう必要があるのであれば、今回の描写的にミミは不完全な魔女になっているということになります。
一方で、魔女の脳の一部だけでも喰らえば魔女になれるのならば、今回の描写と一致し、かつ一度に複数の魔女を生み出せます。
物語の本筋と少しだけ離れてしまいますが、このような点も解決する日がくればなと思います。
スポンサーリンク
サイト内検索
関連記事
スポンサーリンク
感想・考察記事
まとめ
今回は2021年6月7日(月)発売の週刊ヤングマガジン28号に掲載された『パラレルパラダイス』の第156話『dreaming gial』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
スポンサーリンク
久遠綾乃公式Twitter
最新刊の購入
2021年5月17日時点での『パラレルパラダイス』の最新刊は以下のアフェリエイトリンクより購入可能です。
紙版
電子版
『久遠綾乃』公式 Twitterもよろしくお願いします
『久遠綾乃』公式 Twitter(@STaketatu)も絶賛更新中です。
『久遠綾乃のあっやの〜ん♪ Ver.2.0』の更新情報や、たまにですが綾乃さんの個人的な呟きもあります。
ぜひTwitterをフォローして、更新情報や呟きをチェックしてくださいね!
コメント