【感想・考察】パラレルパラダイス 第142話:Kick earth!

パラレルパラダイス
画像出典:講談社コミックプラス

『パラレルパラダイス』第142話Kick earth!

それでは、2021年1月18日(月)発売のヤングマガジン2021年8号に収録された『パラレルパラダイス』第142話Kick earth!な罰の感想や考察を語りたいと思います。

お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。

冷静さを失うとどうなるか

ロミーがミミを蹴り飛ばしたことで、その威力にロミーが覚醒したと確信するイチゴ。
ロミーはミミが死んでしまってもいいと言い切っている。

そしてミミに対して残る2人のグランドスールがミミに声をかけるが、ミミは「うるさいにゃ」「油断しただけにゃ」と、完全に怒りに意識を乗っ取られつつある。

これは通常のバトル漫画では完全に負けフラグです。
冷静さを失えば、正しい判断が完全にできなくなります。

そのことを示すかのように、ミミはロミーのことを『人員不足のために仕方なく採用されたガーディアン』『裁判なしでは殺せにゃいが・・・代わりに両手足を切断してやるにゃ』と言い切っています。

そんなミミに、ロミーはこいよと言わんばかりに手をくいくいとやり、そしてミミはその挑発に乗ってミミの腕にロープを巻く。
イチゴはそのことに危機感を感じるが、ロミーは冷静にロープを引っ張って、ミミの顔に蹴りを一発食らわせる。

イチゴはロミーがまた顔を蹴ったことに愕然とし、ミミはロミーを許さないと言って攻撃をしようとするが、素早く避けられ、背後からかかと落としを喰らう。

これはロミーが人数不足のためにガーディアンになった落ちこぼれとしか認識しておらず、そうなった経緯を全く知らないがために、彼女の特性を理解できなかったことが大きく影響していると思います。

だからこそ、ミミはロミーの実力を認められず、血だらけで地面に這いつくばることになることになったんだなと。

これは納得の結果です。

裏切りと真実

ロミーが更なる追撃を入れようとすると、同じくグランドスールであるユウマに止められる。

ミミは自分がロミーに勝つことができないことを認められないでいたが、ユウマが止めるまでもなく、ミミの実力がロミーより低いのは明らかな真実として、起こっている出来事から明らかだ。

仲間であるユウマに指摘されてもなお、ミミはロミーに劣ることを認められない。
ユウマは今の2人の戦いを手合わせといい、負けたからと言って犯罪者扱いはできないことを指摘され、悔しそうな顔をする。

結局のところ、自分と同等かそれ以上の力・権力を持つ相手には逆らえないというのが、ミミの弱さであり、弱点の一つでもあったのでしょう。

だからこそ、ピアノは陽太を誘き出すための餌だったため、不敬罪は御社として解放されてしまった。

それどころか、自信が仲間であるはずのユウマに捕まってしまう。
そして自身も国母様が間違っていると思うと聞かされる。
さらには、ロミーのことを天才格闘家として知っていたことまで知る。

この事実全てをミミは受け入れられない。
捕まってしまった今も。

陽太たち、ロミーたちは守らなければならない正義や仲間がいた。
ミミにも仲間がいたが、それは仮初めのものでしかなかった。

この多きな違いは、自身の感情と歪んだ正義感を優先させたか、ときには自分の正義ではなく世界や他人の正義を優先させたかの違いであると私は思います。

生き返らない

ユウマは自分が従うのは法ではなく正義、国母様に正義がないのであれば私たちが世界を変えなければならない。

これがユウマの覚悟であり、信念だ。
だが目の前で陽太が死んだというのは事実である。
過去に2度陽太が生き返ったことは事実。

だが、陽太は次に死んだらもう生き返れないと言っていた。

そのことを聞き、皆は驚き、捕まったミミは嬉しそうに言う。

この状況下でも、自分の正義を信じられるミミはすごいと思いますが、それは仲間を切り捨てることだということを、彼女は自覚しているのでしょうか?

気になる言葉と考察

以前のように謎のズタボロ人形が、現代の陽太の遺体の元に現れる。

『予想もしてなかったよ・・・
まさかこっちで殺されるなんてね・・・』

陽太が亡くなったときの描写では、あくまで自然死のように扱われていた。
しかしズタボロ人形は殺されたと言った。
しかも『だからセーフ』といい、陽太の遺体を蹴って安置台から落とした。

これは過去に未来の地球に転生したときの状況が、殺されることにあったことと関係があると思います。

1度目の転生では、ズタボロ人形に校舎から突き落とされた。
2度目の転生でも、病室から落とされた。
そして3度目の転生では、未来の存在であるはずのリリアに窓から落とされた。

この際にリリアに、次に死ねばもう生き返れないと聞かされる。

転生の条件が『死ぬ』であれば、今回も死んでいるので4度目の転生が可能になっているはずである。

しかし条件が『殺される』+『(何かしらの)衝撃を受ける』であればズタボロ人形のセーフという言葉に納得がいく。

考えてみれば、今までも現実世界であろうが、未来の世界であろうが『殺される』+『(何かしらの)衝撃を受ける』という条件を満たしている。

現実世界では『突き落とされる=殺される』『転落する=地面に衝突する=衝撃を受ける』という方程式のもと、条件が成り立つ。

未来の世界でも『敵の攻撃で死ぬ=殺される』『身体に傷がつくほどの重症=それほどの衝撃を受ける』という条件が成り立っている。

だが、一番の問題は現実における陽太の身体欠損である。
3度の転落死を乗り越えてもなお、左腕と右足の欠損のみで済んでいる点。
もちろんだんだんとチューブに繋がれていくといったように重症度は増している。

これは3度目の転生の時にリリアが陽太にもう次はないと宣言している。
これは条件を満たしても『次は未来の地球に戻ってくる術がない』という意味なのだとうか。

だが、これならば納得がいく部分がある。
次に生き返ることができないのは、現代なのか未来なのかが確定していない。
故に未来で殺された場合は条件を満たすと現実に戻るのみであると捉えることもできる。

逆説的に言えば、連続して現代で『殺される+(何かしらの)衝撃を受ける』という条件を満たした場合には触れられていない。

そして今回は、ズタボロ人形が『予想もしてなかったよ・・・まさかこっちで殺されるなんてね・・・』と言った。
これは現実世界において2度連続で殺されることを予想してなかったと思われる。

だがそうなると、誰が陽太を殺したのかが問題になる。
まず最初に候補に上がるのはリリアだが、彼女が陽太を殺したとは確定し切れなのがまた悩み。

リリアは3回目に現代で陽太を殺した元凶の正体であるが、1回目と2回目も正体が彼女であったという事実は確認できない。

また今回もわざわざ変装?着ぐるみ?
とにかくズタボロ人形のような服装で現れたことには間違いがない。

リリアと言えば、未来で交尾した際に首に印が現れなかった人間である。
もしかしたらこの印は、現代を生きたことのある人間には現れないという条件があるのではないかとも予想できる。

陽太が現代と未来の両方で存在を確認しているのは、仁科とリリア。
仁科は嫉妬深い神として封印されており、過去の記憶はない。
そして未来のリリアは、まるで現代でのことを知らないかのような振る舞いをする。

2人に共通するのは、過去の世界での記憶が確認できていないことだ。
陽太のみが例外として現代での記憶を引き継いでいる。

この条件が予想できない。
そもそも陽太の想い人であった仁科が、単なる偶然として嫉妬深い神として封印されていたとは思えない。

陽太と仁科は、明らかに故意的にセットとして結び付けられていると判断した方が良いのではないかと思う。

陽太が1度目に未来の地球から帰ってきた時には、陽太は病院のベッドで重症で寝ており、その側には心配する仁科がいた。

2度目に未来世界に行く際に、仁科は巻き込まれる形で転落した。
陽太と仁科は同じ場所で転落したにも関わらず、未来世界で同じ場所にはいなかった。
それどころか嫉妬深い神として、廃屋と化した現代のビルの地下施設に封印されていた。

これは封印されていたというよりは、現代で陽太のように病院に入院していた結果なのではないかと思う。

現代においてコールドスリープのようなものは確認できないため、仁科の転生先が嫉妬深い女神の封印場所であったと考えるのが自然のような気がする。

陽太の未来世界での最初のスポーン箇所は森の中であったが、その後に未来世界で本体が移動しているため、スポーン地点が変わっていると考えた方が良いのではないだろうか。

こうしていろいろなことを考えたが、ズタボロ人形がセーフと言い切った理由ははっきりと分からない。

そもそも現代での陽太の死の際に、仁科の姿がないということは、彼女も確実に現実世界で動けない状況にあると仮定すべきであるのではないだろうか。

次に陽太が未来世界で目を覚ました時、陽太は現代世界での姿を失い、存在が未来に固定されたりはしていないのだろうか。

その際に彼の記憶があるのかないのか。
未来での記憶はあるが、過去の記憶がなければ、私の仮説は概ねあっていると言えるのではないだろうか。

その仮説が正しいかどうかがわかるであろう、次週の第143話が今から待ち切れません。

まとめ

今回は、2021年1月18日(月)発売のヤングマガジン2021年8号に収録された『パラレルパラダイス』第142話Kick earth!の感想や考察みたいなもの語りました。

みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。

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