【感想・考察】パラレルパラダイス 第141話：非号の罪 非道な罰

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【考察・紹介】パラレルパラダイス

岡本倫先生の最新連載作品『パラレルパラダイス』の魅力を感想や考察記事を交えつつ紹介！

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2022.02.28

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第141話『非業の罪 非道な罰』感想

まずは第141話『非業の罪 非道な罰』の物語に触れつつ、感想を語ります。

困惑と傲慢と覚醒

ルーミの想い人であり、敵であるはずの３人のグランドスールでさえ、口を開けて困惑する状況には、まさに同意するしかない状況なわけですが、そりゃあ世界を救うと啖呵を切った世界唯一の男が突然死をしたわけですから、そんなことになって当然ですよ。

ルーミも陽太を抱きしめて泣くばかりな状態になるわけです。

そんな中で、ミミはイチゴやロミーなどのガーディアンを含む全ての兵士を殺す勢いで死刑判決を下していくのですが、それはそれでやりすぎ感を感じてしまいますね。

その様子はもはや人を殺すのを楽しみにしているようにも見えて、３人のグランドスールの中で、特に嗜虐性が高いのかなと思います。

そんな中でロミーがいよいよ覚醒したのですが、その覚醒のきっかけが仲間のピンチというのが、なんとも冒険もの感満載で、久しぶりに純粋な物語を見ている気にもなりました。

ただロミーが人を殺すのも厭わないくらいに起こっている最中で、本当に殺してしまわないかが心配になりました。

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第141話『非業の罪 非道な罰』の考察

感想の次は、第141話『非業の罪 非道な罰』の考察をしていきます。

ロミーの戦闘能力の高さは？

在りし日の過ちで、訓練中に人を殺めてしまったことのあるロミー。
イチゴは純粋な気持ちでロミーが強かったから仕方がないと慰めたのでしょうが、ロミーにとってその言葉は正解だったのでしょうか？

確かにロミーは強かったのだろうけど？

幼き日の訓練生の頃の過ちであるが故に罪に問われなかっただけで、ロミーは確かに人を殺してしまった。

イチゴは彼女のせいではないとロミーを慰めたのですが、ロミーは現実を受け入れきれなかった。
だからこそロミーは自分の心を封印するかのように、そう、まるで過去を受け入れないようにするために、ロボットのように振る舞うようになった。

作中の描写を見る限りは、確かにロミーの方が圧倒的に強かったように見えたのは確かです。
ただ、そのロミーの相手にするには相手が弱すぎるような気がしたのは私だけでしょうか？

……もっとも、この辺りの描写には特に意味はなく、単にロミーのロボットキャラとしての振る舞いに深みを出すための演出のように見えます。
特に意味はないと考えるのが良いでしょう。

これからはガーディアンらしく？

今までのロミーはガーディアンらしく振る舞うことができるのでしょうか？
怒りに燃えているという状態ですが、自分の心を封じてまで力を抑えることしか出来なかったロミーのリミッターが外れてしまった。

今まではリミッターをかけてロボットのように、言葉を選ばなければ変人として振る舞ってきたが故に、ガーディアンとしての身分があるのにも関わらず、ガーディアンとしては見られていない節がありました。

このリミッター解除状態が単なる怒りに任せた一時的なものではなく、本当の意味で自分の力にすることができたのならば、ロミーもガーディアンとして民衆に認められるような気がします。

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陽太はどうなる？

亡くなってしまった陽太の今後にも触れないわけにはいきませんよね？

陽太はどうなる？

元も子もないことを言って仕舞えば、陽太は再びこの世界に戻ってくるのは確かでしょう。
基本的に彼がいなければ物語は進まないわけですから。

ただ一つ懸念点があるとすれば、陽太はもう二度と死に戻りできない状態にあることです。
前回この世界に陽太が死に戻りした際に、陽太は次はないと言われているわけですが、それ＝次は元いた時代で陽太が死んでしまうと言うような方程式になって然るべきなはずです。

ただ今までと違う点が、今回は陽太は戦いと全く関係がない状態で死んでいるということです。
陽太は今までは戦いの中で死に戻りをしていました。
しかし、今回は戦いに入る前に死を迎えてしまった。

これは陽太の身体がこの世界に馴染んでしまったから、崩月に似たようた死を迎えたようにも見えます。
ただそんなことがあれば、それこそ一大事。
何か他の要因で死を迎えたのは確かな気がします。

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