【感想・考察】『彼女、お借りします』満足度221：楽園と彼女33

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【感想・考察】『彼女、お借りします』満足度220：楽園と彼女32

2022年1月19日（水）発売の週刊少年マガジン2022年8号に収録された『彼女、お借りします』満足度220：楽園と彼女32の感想や考察みたいなものを語っています。みなさんもお手元に漫画をご用意していただくと、より楽しめるかと思います。

kuonayano.com

2022.01.19

満足度221：楽園と彼女33

まずは満足度221：楽園と彼女33の物語に触れつつ、感想を語ります。

こっ”コラ画像”！？

麻美が落としたスマホの画面を見て、みんなその情報に驚き固まってしまう。
その中でも最も驚いているのは、麻美の落としたスマホを拾おうとした和だった。

「え…っ！？」

事態に気が付いた千鶴は、顔を青ざめさせながら両手で口を閉じるようにして、和也を見る。

「な…っ！！」
「…………」

その表情に和也も青ざめるが、そのすぐそばにいる麻美は、意味深に黙っていた。

「ん？あれ？私のスマホ…あっ、ごめんなさい。私、落として…」

わざとらしくいい、自分のスマホを拾おうとする麻美。

「はっ」

麻美はさらにわざとらしく驚いたふりをして、慌てて自分のスマホの画面を両手で塞いだ。
その間も、和はスマホを拾おうとした態勢のまま固まっている。

「…っ！」
「……！！」

麻美の一連の行動に、千鶴と和也の焦りはだんだんと大きくなっていく。

「えっ、いやいや今の「レンタル彼女」…？千鶴さんに見えたけど…」
「千鶴さんが「レンタル彼女」？へっへーー…そう…そうなの？」
「…っ！」

木部は純粋に疑問を口にし、和也の母は状況を理解して、なんとなく理解し始める。
和也の父は、視線をそらしながら、口を閉じている。
そんな状況の中、麻美が再び口を開いた。

「こっ”コラ画像”！？今のは前にお遊びで作ったもので…！」
「コラ…画像…？」
「……っ！！」

麻美はわざあとらしい表情で、誤魔化すような言葉を言う。
和也の母は、目まぐるしく回る情報にイマイチついていけていない様子。
そんな状況を和也は、息をのんで見守る。

そんな中で、和が動き出した。

わ、わざとらしぃ～！！

じゃあ、やっぱり…

何とか動けるようになった和は、冷静に自分のスマホを取り出して操作し始める。
和也と千鶴は、その様子を見ることしかできない。

そして少しした後に、和のスマホに映し出されたもの。
それは、千鶴のレンタル彼女として働いしている事務所のホームページ。
それも千鶴のプロフィールページだった。

「こっこれ…ホームページ…」
「じゃあ、やっぱり…」
「れ「レンタル彼女」ってあれよね？お客さんの「彼女のフリ」をするっていう…」
「千鶴さん、アルバイトを…？」

麻美のスマホに映し出されていたものが真実だと理解した和也の両親は、動揺しつつも千鶴に聞く。
千鶴は焦りのあまり、目を見開いたまま何も言うことができない。

『なっ…なっ！！なっ！！なんだ！？そんなっ！！！嘘だろ！！！？バレた！？水原が「レンタル彼女」だって…！！今…ここで！？こんな大勢の前で！？大丈夫なのか！？これ！！』

千鶴と同じように、いや、もしかしたらそれ以上に顔面蒼白な和也。

『「レンタル彼女」だぞ！！スタバ店員とは訳が違う…！「へーそうなんだ」で済むような代物じゃ…！！！』

和也がそんなことを考えている間に、和也の母は完全に状況を受け入れた様子。

「No.1だって、凄いわねー。もう長いの…？」

和也の母がどんな気持ちでそんなことを言っているのかは分からない。

『しかも麻美ちゃんが必死に隠したのも逆効果！？ただならぬ空気ってのはこういうのを言うんだろっ！！』

和也の焦りはどんどん大きくなっていく。

『落ち着け俺…！まだ２人の関係がバレたわけではっ！！』

和也が必死に自分を落ち着かせていると、木部が話し出した。

ここまで緊迫感があるかのかりも、久しぶりな感じ・・・

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ちょっと待てよ…

「ちょっと待てよ…。和ちんは知ってたの…？」
『シラを切るしか……！！』

和也は、木部の言葉を助け舟と言わんばかりに話し出す。

「とっ、トーゼンだろ！ヘンナコト聞くなよ」

和也は話しながら、心の中で『顔に出すな顔に出すな顔に出すな』と考える。
そして周りの様子を観察する。

『どーなんだ！？行けてるのか！？みんな信じてくれた！？ダメだ！！誰の顔も見れねェ！！』

そして和也はある選択をすることにした。

「いっ、行こうぜ千鶴っ！」

それは今すぐこの場を離れること。

『水原も完全に動揺してる…！ダメだ。こんな所で…っ！！とにかく今は無かったことに…！！』

だが事態は、和也の思っている通りには動かなかった。

読んでて心臓が痛くなってきた！

金……

和也的にはこの場を誤魔化すことができた。
だがあることが気になっている人物がいた。

「金……」
「え…っ？」
「あの金…」
「なっ！！！」

和也は、父の言葉で思い出した。

『親父…！！そうだ…見られてる！！金渡してる所…！！』
「！？」

和也に続き、千鶴も気が付いてしまい、驚いた。

「え！？お金！？お父さん！？」
「見たんだ…和也が千鶴さんに金を渡してる所…」
「お父さん！？なんでそんな事黙って…」
「借金でもしてるのかと思った！ワケありなら相談しろって…」
「ちょっと待ってよ。じゃあ…2人は…」

和也の両親の視線を受ける和也と千鶴の顔面は、もう血の気がないほどに青くなっていく。

『ダメだっ！！もう止まらん！！これじゃ本当に…っ！！やばい…！！頭がクラクラする…！！意識が…飛ぶ…。なんで今！？どうして福島で！？東京で終わりにする…！！その覚悟はできてたのに…っ！！』

和也は手を強く握る。

『頼む…！！神様…！！仏様…！！もう何でもいい！！誰かこの場を……！！』

和也がそう考えると、その誰かが動いた。

「ごめん2人とも…」
『麻美ちゃん…っ！！』

和也の脳裏には麻美が『不幸になる事なんてしないって』と笑顔で言っていたのが浮かぶ。
だが…

「私…っ…私……！もう…っ隠していられない…っ！！」

顔を赤くしつつ、俯き加減に、追いつめられたように麻美は言う。
その言葉に、和也は呆然とするしかなかった。

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満足度221：楽園と彼女33の考察

物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度221：楽園と彼女33の考察をしていきます。

レンカノライフの終わり2

麻美の策略によって追いつめられた和也と千鶴。

麻美によって終わりに向かいつつあるレンカノライフの救世主は瑠夏なのではないでしょうか？

瑠夏であれば、レンカノのことを詳しく知っているうえに、その関係で知り合い、そして和也に紹介したというような言いわけもできるわけで…

とにかく次回に期待です！

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