『彼女、お借りします』満足度205:楽園と彼女18
それではさっそく、2021年9月22日(水)発売の週刊少年マガジン43号に掲載された『彼女、お借りします』満足度205『楽園と彼女18』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度205:楽園と彼女18
まずは満足度205:楽園と彼女18の物語に触れつつ、感想を語ります。
1日目は”告白失敗”だけど・・・
夜中のホテルのベンダールーム。
自販機で水を買いつつ、和也は思う。
「まあなんとか1日目は水原のお陰で乗り切った感じか…」
旅行に栗林が来たこと、瑠夏や麻美に振り回されたことを考え、和也は思った。
だが同時に、ちづるに迷惑をかけすぎていることをどうしようかと思う。
いろいろなトラブルに巻き込みまこっている上に、同室宿泊というレンカノの禁忌を犯させてしまっている。
猪苗代湖に沈んでしまいたいとまで思ってしまった。
『1日目は”告白失敗” 当然か…』
ふと冷静になった和也は、初日を振り返り、そう思った。
そうしていると、ベンダールームに誰かが入ってきた。
和也の反省できる部分って、立派は長所だと思います。
短所としては反省しすぎる部分だと思いますが・・・。
なっ!
ベンダールームに入ってきた誰かに「こんばんは」と挨拶をしつつ、和也は入り口を向く。
そこにはちづるがおり、和也は思わず驚いた。
『おっ起きてたのか!?っていうか後追って来た!?え!?嘘々!?何々!?何の用!?』
現れたのがまさかのちづるであることに、和也は心の中で動揺しつつも「どうしたの!?寝れなかった!?」と聞く。
和也の問いかけに、ちづるは淡々と自分も喉が渇いたから、全フロアにベンダールームがあって便利だと答える。
そんなちづるに、和也は2本買っていた水の1本をあげた。
ちづるはお礼を言って受け取ったが、その後はお互いに見つめあったまま黙り込んでしまう。
和也はベンダールームという密室でちづると二人きりでいることに、心臓の鼓動が早まるばかり。
ちづるの姿にドキドキしていると、先に動き出したのはちづるだった。
「じゃ、じゃあ行くねっ」
ちづるはまつで気まずそうにくるりと振り返り、部屋に帰ろうとした。
その様子に和也は、やっぱり昼間の件が…と考えるが、そうではなかったらしく、ちづるは「そうだ!」と立ち止まった。
なんだかんだと和也と二人きりになるような場面に来ている時点で、ある程度の信頼があるのは明らかなんですけどね。
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流石に今回は負けようと思うの
立ち止まったちづるはくるりと振り返ると「お金の話なんだけど」と切り出した。
いきなりの話題にキョトンとする和也に、ちづるは続ける。
「流石に今回は負けようと思うの。「宿泊」も事務所には報告できないし、いつもみたいに「空デート」入れるにしてもまぁざっくりデート2回分くらいって事で。後で伝える」
まさかの業務連絡的内容に、和也は助かるよとしか言えなかった。
そんな和也にちづるは続ける。
「てか2泊3日旅行オールタイムじゃとんでもない金額になっちゃうわよ?どうするつもりだったの…!?」
なんとなく気になったちづるが和也に聞くと、和也は何年かかってでもと答えた。
そんな和也にちづるは続けた。
「今回は私が断りきれなかった部分もあるし、おばあちゃんが倒れた時も「告白」を止めたのは私だしね」
ちづるがそう言ってくれたことに、和也は感傷的な気持ちになる。
「これは2人きりの時に言っとかなきゃって思ってたの。次いつあるか分かんないし」
そう言って今度こそ部屋に帰ろうとするちづる。
そんな中で和也は考える。
ちづるはそう言うが、自分が初めから訂正していればこんなことにはならなかった・今回も迷惑をかけなくて済んだ・電車の中では「一緒乗り切ろう」と言ってくれたけど、あの時はこんなことになるなんて・・・
そう思った和也は、部屋に帰ろうとするちづるに「そのッ、まじごめんっ!」と言った。
恋愛漫画に、好感度メーターみたいなのがついてたら面白いと思いませんか?
・・・実際にあるのかな?
私が知らないだけで。
ちょっと声が大きい
謝る和也に、今度はちづるがキョトンとしてしまう。
そんなちづるに向かって、和也は謝り続ける。
はちゃめちゃな旅行に付き合わせてしまったこと、和に強引に連れ出させたこと、麻美や瑠夏や栗林のことも含めて全部背負って嘘をつかせてる感じになっていること・・・。
ちづるでなかったらとっくに和を悲しませる結果になっているだろうし、何もかも爆発してしまっていると思う。
だから和也は頭を下げた。
「もう「ごめん」も「ありがとう」も聞き飽きたと思うけど……!!」
頭を下げた和也にちづるは少し考えたあと「ちょっと声大きい」と言って文句を言った。
だがそれはただの苦情ではなかった。
「そこまで…しんどくないかも…」
それは麻美の件はそこまで逼迫していないようだし、瑠夏も合わせてくれているし、栗林も”大人”だから。
自分でも不思議なくらいに、水着でプールに浸かってみんなでバレーして、美味しいご飯を食べて温泉に入る。
それが普通に清々しくて。
それがちづるの素直な気持ちだった。
今までずっと根詰めてたから今みたいにリゾートで羽のばすということもほとんどなかったし、自然体が理想って言ってくれてるから、変な気を遣わなくていい。
だから和也に向かって笑顔で言い切るのだった。
「誘ってくれてありがとっ」
ちづるの言葉を聞いた和也は、和の気持ちがしっかりと届いていることをよく思った。
「…………」
その後、2人とも見つめ合ったまま、再び黙り込んでしまう。
そんな状況で、和也は告白するのは今なのか!?と戸惑ってしまう。
だが、世の中はそんなにうまく行くようにできてはいなかった。
なんだかんだ、似ている2人な気がしますねー。
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ちょっと話せるかしら?
見つめ合う2人の元に、誰かがやってきた。
ガチャとベンダールームのドアを開けたのは、和也の母だった。
そのことに2人して驚いた。
どうやら和也の父用のコーヒーや水を買いに来たようだった。
和也とちづるが2人きりでいるのを見た和也の母は「お邪魔しちゃったかしら」と少しだけ嬉しそうだった。
その言葉をちょうど部屋に戻るところだったしといい、和也はまたタイミングを逃したことに心の中で涙を流しながら部屋に戻った。
ちづるも続いて部屋に戻ろうとするが、和也の母が「ちょっと話せるかしら?」と引き留めた。
彼氏の家族と次々に2人きりで話すような状況。
これ、自分のことだと考えると、確実に胃に穴が開きそうなくらいに困る案件だと思うんですよね。
……?
1人で温泉を楽しんでいた麻美。
しっかりと体の芯まで温まり、外に出るとある二人組を見つけた。
それは楽しく話しながら歩くちづると和也の母だった。
その様子を麻美は「……?」と純粋に疑問に思うのだった。
麻美的に不思議な組み合わせだったんでしょうね。
ちなみに今週のサービスシーン担当は麻美でしたね。
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満足度205:楽園と彼女18の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度205:楽園と彼女18の考察をしていきます。
はよ付き合えや
もうお互いに意識しまくってますし、考え方の方向性に多少の違いがあるものの、和也とちづるは似ている部分が多い気がするんですよね。
今回は「告白」の意味が違いましたが、ちづるは和也の自分への「告白」を止めてしまったことにも気がついているような気がします。
ただ自分が瑠夏との件を後押ししてしまったことや、なんだかんだと和に世話になっていることがひっかかりになっているだけで。
・・・・・・2人の様子があまりにも通常運転すぎたので、今週は触れる部分はあまりないかな・・・。
そういえば・・・
和也とちづるがいい雰囲気になりかけていた今回の状況下でも、瑠夏は1人で部屋で寝続けていたんですよね……。
和也を自分のものだとちづるにアピールしつつも、少しだけ警戒心の薄いそんな部分が可愛らしいと思います。
さて、今回の終盤でちづるは和也の母によって部屋ではない場所に連れ出されました。
瑠夏ちゃん、今がチャンスです!
和也を色仕掛けで……どうにかできなさそうだなぁ……。
ワンチャン、浴衣がはだけかけているのを和也が見つけてしまって、慌てて布団をかけるくらい?
なんとも言えない未来しか見えません。
私だって疑問に思います。
ちづるが和也関係で深く関わるのって、和也に近い関係性にある人物というのは当然の話なのですが、和也の母と2人で仲良く話しているという光景は、確かに不思議に思います。
邪悪な顔で色々と策を巡らせる今週のセクシー担当の麻美が、純粋な顔で不思議に思うのに、思わず納得してしまいます。
麻美ちゃん、今回だけは彼女たちを徹底的にマークして、情報を持ってきてくれませんかね?
たとえ内容が、和也の父が若い頃の話だったとしても。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年9月22(水)日発売の週刊少年マガジン43号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度205『楽園と彼女18』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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