『彼女、お借りします』満足度204:楽園と彼女17
それではさっそく、2021年9月15日発売の週刊少年マガジン42号に掲載された『彼女、お借りします』満足度204『楽園と彼女17』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度204:楽園と彼女17
まずは満足度204:楽園と彼女17の物語に触れつつ、感想を語ります。
私が寂しさを埋めてあげられる!
瑠夏に話があると呼び出されたものの、なかなか話をしない瑠夏を不思議に思う和。
和が瑠夏が話すのを待っている間、瑠夏は考え込む。
ちづるがレンタル彼女であると知ったら、和はどう思うのだろうか。
やっぱり泣いたり怒ったりするのだろうか。
でも二人が騙しているのは事実。
和を悲しませたくない。
でもちづるが居なくなってできた隙間を自分が埋められるなら。
そう考えている間に、和は『以前の話も聞けずじまいだった』と椅子に座った。
そんな和に、瑠夏は意を決して質問をした。
「おばあさんが求めてる結婚の条件って、何ですか……?和也さんと結婚する…」
瑠夏のその言葉を聞いた和はポカンとする。
だがすぐに探りを入れているのかと笑い、心配しないでもちづるはハードルの遥か上を飛んでいると答えた。
その言葉を聞いた瑠夏は、そうじゃないと心の中で思う。
なぜなら和也の彼女は自分なのだから。
だからこそ、間接的ではあるが、直接的な部分について質問をした。
「例えば千鶴が”嘘”をついているとしたら…
おばあさんにも言えないような大きな嘘を…」
それを聞いてきた瑠夏に、和は何かあるのかと聞き返す。
そう返された瑠夏は、慌てて例えばでと言ってしまった。
そんな瑠夏に、和は笑って言った。
「それにしても流石お友達じゃっ、同じ事を言う。千鶴さんにも前に聞かれた。私が嘘をついているとしたらと…」
それを聞いた瑠夏は驚いたと共に、ちづるも迷っていることに気がついた。
続けて和は、自分はちづるが宇宙人でも好きだと答えたと伝えた。
大袈裟ではあるけれど、嘘ではないから。
「あれ程の女性じゃ。和也以外の誰かとの恋が無かったとは思えんし、過去の男関係の遺恨を儂に話し辛いのも良く分かる…」
和の言葉に、瑠夏は心の中でそういうことではなくて”恋人”ということ自体が嘘でと考える。
そんな瑠夏に図星かと和は言うが、瑠夏は答えられない。
そんな瑠夏に、和は言うのだった。
瑠夏も突発的に和と二人きりで会話をしようとしたので、話がまとまっていない感じがしますね。
良いんですか!?それでも
瑠夏と話す和は、ある可能性について話をし出した。
「時に儂も不安になる。「完璧」…という言葉があそこまで似つかわしい女性…。ふとした拍子に目の前からポンと消え、いなくなってしまうのではと…。まるで「夢」…香りだけを残して…」
和の言葉を聞いた瑠夏は驚き『考えてる…!!千鶴さんがいなくなる可能性…!!じゃあ…ッ!!』と考える。
だが瑠夏の口から出たのは、思っているのとは違った言葉だった。
「良いんですか!?それでも…ッ!」
瑠夏の言葉に、和は言葉を続けた。
「そうなれば和也は別の女性と結婚し、式を挙げ…披露宴をし、その人が木ノ下家の跡取り娘となるのだろう…。そして数年後…風の噂で千鶴さんが別の男性と結ばれたと伝え聞く。子供を授かり…幸せに暮らしていると…。言えると思う…儂はきっと「良かった」と」
和はちづるにはどんな形でも幸せになっていてほしいと願っている。
そしてその相手が和也だったら尚良いと思っていると言って、言葉を締めくくった。
和の言葉を聞いた瑠夏は、少し涙が浮かんでいた。
そして和を和也の父が迎えに来たことで話は終わりになり、売店に行こうと瑠夏を誘った。
瑠夏はまるで本当の娘みたいだ、敵わないと考える。
でも諦められるならとっくにやっている。
自分には今しかないのかもしれない。
誰よりも和也のことを好きだという自信がある。
「おばあさんっ!もう一つだけ聞かせてください!」
だからこそ、瑠夏は口を開いた。
瑠夏は何を和に聞いたのでしょうか?
……もしかして自分が和也を好きだと言ったら?というような話でしょうか?
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瑠夏の心、ここにあらず
売店でガヤガヤとお土産などを見て回る一同。
栗林は部屋で晩酌をしようと和也を誘うが、木部が千鶴と二人の時間があるだろと止めた。
それを聞いた和也はちづると二人部屋になっていることを思い出し、そして瑠夏の様子を伺った。
いつもなら何かを言ってくる瑠夏だが、今はなんだか元気がない。
そんな瑠夏にどうかしたかと話しかけるが、瑠夏は心あらずといったような感じで別にと言った。
その瞬間、和が”恋人の時間”というキーワードを口にした。
そして瑠夏は、今目の前に迫っている危機を思い出した。
和也の言葉にも心あらずな瑠夏って、久しぶりに見たというか初めて見た気がする
3人!?
目の前にある危機を思い出した瑠夏は提案をし、木部は驚いた。
「今日は千鶴と和也さんの部屋にオズアマしようかと!」
ちづると和也の間に入り、二人の腕を抱いて言い切った。
木部たちは自分の部屋はと聞くが、瑠夏は一人だと寂しくて、お代は申し訳ないけれどと和に言った。
和は自分は別にいいが、和也とちづるはそれで良いのかという純粋な疑問を口にした。
その疑問にはちづるが答えた。
「そうですね!るかちゃん、1人じゃ寂しいだろうし!私達は全然!ねっ、和也さん」
笑顔で聞いてくるちづるの言葉を聞き、和也は告白のタイミングがなくなる、瑠夏が許すわけない、レンカノ規約的には助け舟と全力で脳をフル回転させた。
そしてちづるに同意した。
そんな和也に和は若いのに本当にいいのかと念押しで確認をした。
そして二人が良いというのならという条件ではあるが、確かに瑠夏をひとりにするのはかわいそうだったと、和は反省をするのだった。
栗林と木部の部屋はきっと荒れているでしょうね。
美少女二人と同室の和也と男二人部屋という現実の差に。
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……
3人で川の字になって布団を敷いて寝た3人。
瑠夏は枕投げをするかとか変な音が聞こえても気にしないようにとちづるに言っていく。
やがて瑠夏の八つ当たり的な言葉は、レンカノなのに人の彼氏と二人きりで泊まるとかとちづるをなじるものに変わっていく。
その言葉にちづるは和也に責任を押し付け、和也は和に責任を押し付けるのだった。
やがて会話が落ち着くと、和也は心の中で美少女二人と同室宿泊のせいで寝れる気がしなくなっていた。
そして少し余裕ができると、再びちづるが自分のことをどう思っているのかと考え出した。
そして眠れなくなった和也は一度起き上がる。
すると自分の隣で寝ている瑠夏はもう寝息を立てており、その顔を見てマジで美少女だと思った。
瑠夏が自分を好きになるとは、どんな運命の悪戯だと思いつつ、ちづるも寝たことを確認した。
『はぁ、水でも買いに行こ。寝れねぇし』
和也が部屋を出ると、今度はちづるが体を起こした。
和也が寝ていると思っていただけで寝ていなかったちづるは「……」と何かを考えるのだった。
これは逆転ホームランコースもある?
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満足度204:楽園と彼女17の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度204:楽園と彼女17の考察をしていきます。
むしろ問題は和也
瑠夏との話の中で、もしかしたらという仮定の話でちづるが過去の彼氏との遺恨があったりなどと色々なことが出ていました。
その中ででた話は大体が杞憂なのですが、問題は和也の方にあります。
家族に彼女だと言っているちづるはレンタル彼女。
瑠夏という(仮)彼女がいる。
和が仲良くしている麻美は元カノ。
嘘をついており、秘密を抱えており、過去の男女関係で遺恨があるのはむしろ和也の方では?と思う今日この頃。
和也の問題を解決するのが一番の解決策だというのに、気が付くだけの情報が和にいかないのがなんとももどかしい。
瑠夏は何を話す?Part2
瑠夏が最後に和に聞きたかったこと。
それは『自分が和也を好きだったら』『和也を好きだという人が現れたら?』といった類のことではないかと考えています。
和的には、和也の幸せを祈りつつも、平穏な流れに持っていかれて終わるのかなと思います。
ちづるの幸せを祈る以上は、和也の幸せを祈る必要もあり、そしてもしもの可能性の中ででてきたちづる以外の和也と結婚する女性は身近にいるかもしれないと言った話まで踏み込んでいるとは思いづらいです。
万が一そこまで話が進んでいたとしても、和の口からは麻美の名前が出てきそうで怖いです。
逆に秘密コース?
私的にはさっさと和也とちづるに付き合ってもらいたいわけですが、そうなった場合に、二人が取りそうな行動として、隠すということがありそうなんですよね。
二人が本当に付き合っているとして、そのことを隠す必要があるのは栗林と麻美と瑠夏。
栗林にとっては、もう完全に被害者ですが、麻美にすれば全ての計画が狂うこと間違いなしなコースです。
そしてその場合に一番かわいそうなのが瑠夏。
(仮)彼女から彼女に昇格することは叶わず、(仮)彼女から友達に降格する機会を窺われ続けるわけですから。
……まぁ、こちらに関してはどのみち解決しないとならない問題なので、さほど問題はない気がしますが。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年9月15日発売の週刊少年マガジン42号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度204『楽園と彼女17』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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