『彼女、お借りします』満足度198:楽園と彼女11
それではさっそく、2021年7月28日発売の週刊少年マガジン35号に掲載された『彼女、お借りします』満足度198『楽園と彼女11』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度198:楽園と彼女11
まずは満足度198:楽園と彼女11の物語に触れつつ、感想を語ります。
えっ…?
麻美や木部たちと合流したちづるや和也は、プールの中で楽しく遊ぶ。
そんな中、麻美の腕を掴んだ男がいた。
「麻美ちゃん、ちょっと話があるんだ!」
「えっ…?」
真剣な顔で話しかけてきた和也に、麻美は驚きの声を出した。
か、和也くん…話しかけるのはそっちじゃないと思うよ…
ほら、触らぬ神に祟りなしとも言うし。
「元カノ」として信用されてないんだなって……
麻美を連れてみんなから離れた和也。
自分を連れてみんなと離れてきた和也に、麻美は戸惑ったような言葉を言う。
そんな麻美にちょっとだけと言って、和也は引き留めようとする。
その様子を見た通りすがりの男子二人組は、麻美のことを可愛いと言いながら通り過ぎていく。
茶化すような言葉を聞いてしまった和也は、麻美の水着姿や麻美の容姿に改めて見惚れてしまう。
いつまで経っても話をしない和也を不審に思った麻美に話しかけられ、和也は慌てて話を始める。
「そのっ!まじごめん!麻美ちゃん!」
和也が口に出したのは謝罪の言葉。
それはもうちづるに会わないと言っておきながら嘘をついていたことに対する謝罪だった。
和也はきっと恥ずかしかったんだと思う、レンタル彼女にずっと世話になっていることを、見栄を張って言い出せなかったと理由を説明していく。
どれだけ怒られても自業自得であり、どれだけ怒られても文句を言えない、和はあんな感じだから今更嘘とは言い出せなかったと、現状についても言及していく。
そして全ての原因は自分が情けないこと、自分の嘘も訂正できないクズだと、自分を卑下しながら状況を説明していく。
「だから「水原」にだけは迷惑かからねーようにして欲しいっていうか…!」
和也は麻美に頭を下げた。
一瞬だけキョトンとした麻美だったが、麻美も自分こそ驚かせてごめんと謝罪した。
ちづると和也がまだ会ってると知った時はショックだったし、下田でもずっと騙されてたと思ったら、一発殴ってやろうとも思ったと麻美は口にする。
『そりゃそうだよな』
麻美の言葉に和也がそう考えていると、麻美は「よくあんなことできたよね?」と感想を漏らした。
その言葉は茶化すような言い方だったが、その次の言葉は少し悲しそうなものだった。
「でも…何よりはね…寂しかったんだ…なんか「元カノ」として信用されてないんだなって…」
本当のことを自分に言ったら、血相を変えて怒鳴ってくると思われているんだと言った麻美に、和也はそうではないと弁解をしていく。
そんな和也を茶化すように「だからちょっとイジワル」と面白そうに口にした。
そしてそのあとは、和也に嘘を訂正する気はあるのかを確認する。
和也の返事を聞いた麻美は、寂しげにいろいろ事情があるんだろうと言いながら、和也との短いカップル時代について大切にしていると話した。
和也もそれに同意すると、麻美は笑顔で言った。
「和くんには幸せになってほしい。不幸になる事なんてしないって」
麻美の笑顔を見た和也は、自分が勝手に麻美のことを危険分子扱いして嫌なやつだなと心の中で反省する
その上で、自分の中にある罪悪感を誤魔化すように感謝の言葉を言い、みんなと合流するためにプールに入って泳いで行った。
そんな和也の背中を見る麻美の目は、さっきまでとは異なっていた。
「はっ、草」
まるで和也を嘲笑うかのように冷たい目をした麻美は、短く口にした。
演技力だけでいけば、麻美も十分に役者の資質があるんじゃないかという気がしてきました。
シンプルにどエロい!!!
麻美もみんなと合流したあと、女子三人組はドクターフィッシュに興味を持った。
足を入れた瞬間にドクターフィッシュが集まってくるのを純粋に楽しんでいた三人だったが、やがて様子が変わっていく。
ドクターフィッシュに足を突かれてくすぐったいのを我慢する三人の声が、ものすごく色っぽいのだ。
その姿を見た男子は、ただただ照れていた。
そんな中でも、和也は自分のことを責めていた。
麻美の言っていた通りに普通に遊べているのに、麻美のことを疑っていたことに罪悪感しか感じなかったのだ。
そして色々と考えた和也は、麻美のことを良い子と考えることにし、あとは自分の行動次第と考えることにした。
ちづるに続いて和也まで…
人が良すぎますよ〜
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いつから友達なの?
和也が自分なりに心の整理をつけていると、木部が爆弾を放り込んできた。
「そーいえば千鶴さんと更科さんていつから”友達”なの?」
その友達という言葉に瑠夏は敏感に反応する。
ちづるは慌ててもう結構前になると説明した。
和也はその光景を見て、確かに嘘は言っていないとヒヤヒヤしながら見ていた。
「へー、和也とも遊んだりするの?」
「まぁ、たまにですかね」
その会話を聞いた栗林は気まずそうに目を逸らし、瑠夏はムッとしながらも我慢した。
そして和也はずっとヒヤヒヤしながらその光景を見ていた。
そして麻美もその様子を眺めていた。
『彼女です!!』
カラオケ店で瑠夏が和也の彼女だと宣言した時のことを思う出しながら。
まるで和也を見ていたときのような冷たい目で。
いよいよ麻美ちゃんの探りが瑠夏に向かっていく展開?
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満足度198:楽園と彼女11の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度198:楽園と彼女11の考察をしていきます。
瑠夏は麻美にとってのジョーカー
現状では和や木部たちへの説明として、レンタル彼女であるちづるが和也の本当の彼女であり、瑠夏はちづるの友達となっています。
ちづるがレンタル彼女であり、和也の本当の彼女でないということは和也やちづるにとっての弱点になりますが、和也にくっつくかのように定期的に現れる瑠夏については、実のところは大きな障壁にはなっていないのは事実です。
麻美は以前は和也の彼女だという瑠夏をやばいやつだと判断していましたが、和也との距離感や今回での会話を見て、瑠夏に対する対策も必要だと判断したのではないでしょうか?
麻美は和也にどん底に落ちてほしいような感じですが、例えちづるが嘘の彼女であり、レンタル彼女であることが明らかになっても、瑠夏という和也への好感度が高い人間がいるのでは、和也は不幸せになったとは言い切れません。
こうなってくると、瑠夏にとっては和也の本当の彼女であるとアピールするチャンスに、麻美が和也とちづるの嘘を暴くことが入っていることになりかねません。
和也と瑠夏の関係を探ることで、ようやく麻美の作戦が完了するが故に、今回は和たちの旅行に理由をつけて参加しているのではと思います。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年7月28日発売の週刊少年マガジン35号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度198『楽園と彼女11』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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