『彼女、お借りします』満足度195:楽園と彼女⑧
それではさっそく、2021年7月7日発売の週刊少年マガジン32号に掲載された『彼女、お借りします』満足度195『楽園と彼女⑧』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度195:楽園と彼女⑧
まずは満足度195:楽園と彼女⑧の物語に触れつつ、感想を語ります。
意識しすぎんな!
ちづると二人乗りボートに乗ることになった和也。
和也は必死に平常心を保ちながら、係員の誘導に従ってボートに乗る。
和也は近距離で白磁陶器のような真っ白い肌を見たことで、触りたい欲がだんだんと増していた。
だが意外と密着感はなく、大丈夫そうだと安心しかけたところで、係員から注意が入った。
それは、和也の体勢が間違っていること。
和也の足をちづるの脇の下を通して、ちづるはその後に脇を閉めなければならなかった。
和也は赤面するほどに驚き、ちづるは注意が入ったことに普通に驚いた。
ちづるは普通に係員の指示に従うが、和也はドキドキしながら恐る恐る指示に従った。
そしてちづるとのあまりの密着感に、とても正気じゃいられないと思っている間に…ちづるの胸が足の近くにあると感じている間に、ボートは出発してしまった。
段々と進んでいくボートの上で、和也は小さい頃は怖かったけれど、今は足にしか意識がいかないと思っていた。
そして背中に触れたい、抱きしめたい、何も考えられないという気持ちが段々と膨れ上がっていく。
そんなことを思っていると、ボートは急激に落ちていく場面に入り、和也の悲鳴が響くことになった。
ボートでの下降が終わり、和也はプールの淵に捕まりながら、息を切らしつつ、マジで何も考えられなかったと心の中で思った。
その後、ちづるに大丈夫だたかと話しかけるが、ちづるはボートを掴みながら「うん、平気」と笑顔でいうのだった。
和也はちづるのあまりにも普通な反応を見て、やっぱこれくらいではドキドキしないんだなと心の涙を流しながら、再びプールの淵に向かって歩いて行った。
ちづるは黙って、歩いていく和也の背中を眺めていた。
和也はボートに乗っている間中はずっと男の子でしたが、好きな人とこんな状況になったらドキドキしないほうがおかしいですって!!
少し誤解があるように思います。
和也の背中を眺めるちづるは、麻美とミスドで話すことになった日のことを思い出していた。
別れがてらにお互いの連絡先を交換したちづると麻美。
麻美は驚かせたことを謝りつつ、結構深刻なことだから早く話さないと思っていたと口にした。
そしてレンタル彼女は大変だ、ちづるくらい可愛かったら何度もこんな経験がありそうだと、麻美は自分の感想を口にする。
そんな麻美の言葉を聞いたちづるは、自分の意見を言った。
「少し誤解があるように思います」
麻美はその言葉に反応し、ちづるの次の言葉を聞く。
「和也さんは「ストーカー」という程では…」
ちづるの言葉を聞いた麻美は一瞬だけ冷たいような、蔑むような目をしてから、ちづるにそんなだからつけ込まれると忠告した。
そしてちづるがお人好しなことに驚いたと言いつつ、レンカノはその辺りはドライかと思っていたけれどと前置きをしつつ締めるところは締めないとと言う。
映画のことは恩を感じているかもしれないけれど、それとこれは話が別であること、他のお客さんへの見え方もあるから特別扱いはできないと麻美は、次々と口にしていく。
そんな麻美に、ちづるは必死に反論しようとする。
そしてちづるの様子を見た麻美は、ちづるに問いかけた。
「好きなの?なんか”好き”みたい」
麻美のその言葉に、ちづるは息を呑む。
麻美は気をつけたほうがいい、前は庇ってあげたけれど、勘違いしちゃう人もいる、度が過ぎるとレンカノ側にも説得力がない、これ以上肩を持つとそう見える他のお客さんとかもいるだろうと、改めて矢継ぎ早に口にしていく。
「いえ、そんな事は…」
麻美は一瞬だけ考えてから、笑顔ででしょうと答えて、ちづるはなんでも一人で背負うタイプっぽいす、たまには人を頼らなきゃ、大丈夫、悪いようにはしないと言って、どこかに行くのだった。
あの日の麻美の行動は、ちづるを揺さぶるためでもあり、ちづるの真意を確かめるためでもあったのでしょう。
!……!!
一通りの回想を終えたちづるは、少しだけ頬を赤くしながらため息をついた。
そしてプールサイドにあがろうと思った時、ちづるはあることに気がついた。
それを目で見て真実だと確かめたちづるは、慌てて両手で胸を隠した。
ちづるの水着の上側は、プールの水面に浮かんでいた。
少年漫画お得意のイベントです。
和也くん、今がチャンスです!!
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満足度195:楽園と彼女⑧の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度195:楽園と彼女⑧の考察をしていきます。
奇跡(破廉恥イベント)は起こったが?
私の危惧していた通りに少年漫画でありがちなハプニングは起こりましたが、今回はイベントが起きただけで解決しませんでした。
肝心の和也はちづるから離れており、すぐに気がつくとは思えません。
ここで考えられるパターンとしては、2つだと私は考えています。
一つ目は、瑠夏がちづるの窮地を助けるパターンです。
今回はもう触れませんでしたが、瑠夏は相変わらず、一人でプールを楽しんでいました。
これは瑠夏が和也に対してノーマーク状態であることを示している描写でもあると思いますが、もしかしたら今日のこの日のためにあったのでは?と思わなくはありません。
二つ目のパターンは、王道パターンで和也がちづるの窮地を助けるというパターンです。
今回のことで凹んでいるとはいえ、和也はちづるのことを大好きで大好きで仕方がありません。
もしかしたらちづるの姿が見えないことにすぐに気がつき、ちづるを助けるなんていう王子様ストーリー?がここにきて再び来るのではなんていう妄想が捗るようなことを、考えています。
皆さんはどう思いますか?
よかったらぜひ、コメントしてみてください。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年7月7日発売の週刊少年マガジン32号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度195『楽園と彼女⑧』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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