『彼女、お借りします』満足度190:楽園と彼女③
それではさっそく、2021年6月2日発売の週刊少年マガジン27号に掲載された『彼女、お借りします』満足度190『楽園と彼女③』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度190:楽園と彼女③
まずは満足度190:楽園と彼女③の物語に触れつつ、感想を語ります。
ここが湯本駅じゃ!
電車に乗ってハワイアンズの最寄駅である湯本駅に着いた一行。
いつもは木ノ下家のみで旅行しているが、今回はちづるも一緒。
今後は一生ちづると一緒に旅行にと和は張り切っている。
旅行慣れしている和たちは、すぐに移動を開始する。
和也はその様子を、とんでもない旅行が始まった、ちづるがいなかったらとっくに心が折れていると一歩引いた目で見る。
ちづるだけでなく瑠夏に栗林もいる。
2人は電車の中でも一言も口を聞いていないが、心配なことには代わりはなかった。
お互いに気まずさを感じているのは、和也の目からみて明らかだった。
そんな風に冷静に考えていると、和也はちづるが旅行についてきた理由がわかった。
それは和から預かった指輪を返すため。
普通はレンカノは旅行についてこないが、普通の女の子の神経的に『重い物』を返すためであれば納得できる。
だが、和也は疑問に思った。
『でも返すかね…?』
傷つけると分かっていても、一度受け取った指輪を返す行為。
重いとしても和を不安にさせるだけ。
そんなことを考えていると、ある結論に辿り着いた。
『もし「本当の彼女」になる気が…
少しでもあるなら…!』
一気に気分が沈む和也だが、普通はレンカノ女子大生が客から渡された結婚指輪を持っていられないと納得させた。
そうしているうちに、目的の場所に辿り着いた。
で、電車のシーン飛んだぁ〜〜!!
瑠夏と栗林の絡みがどうなるのか見たかったなぁ。
まぁ全く口を聞いていなかったことが分かったのが収穫です。
乗り順も決まってんのかよ!
和が目的地にしていたのはタクシー乗り場。
いつもはバスで移動するが、ちづるがいるからとちょうどの時間にタクシーを手配していたらしい。
ちづるをもてなそうとする和の張り切り具合に、和也はやっぱすごいと重い、ちづるは目を丸くした。
和は三台並んだタクシーに、奥から木ノ下家、木部・栗林・瑠夏、和也・ちづるの順にと乗る順番を指定していく。
それを聞いた瑠夏は、和也とちづるが2人きりになることに反応し、自分も和也たちと一緒に乗りたいと主張しようとする。
しかし栗林がいること、和也と迷惑をかけたり不審に思われることをしないと約束した瑠夏は、言い出せなかった。
瑠夏の様子に気がついた和は、せっかくだから恋人2人を一緒にしようとしたけれど、友達の瑠夏がちづると一緒がいいのならと提案をするが、瑠夏は断った。
瑠夏は流石にタクシーの中で告白はないかと納得した。
そうしてタクシーに乗り込んでいく瑠夏たちを見て、和也は瑠夏と栗林の同乗もなかなかだと思ったが、流石にタクシーの中で喧嘩はしないかと納得した。
男子2人、女子1人は気にしないんですね、和さんは。
まぁ、ちづるファーストだからそんなもんかぁ・・・。
緊張する
ちづると2人でタクシーに乗車する和也。
ちづるは窓の外の景色を見ているが、和也は緊張していた。
チラリとちづるを確認すると、窓の逆光が妖艶で超綺麗だと思う。
団体旅行とはいえ、和は張り切っているが、ちづると2泊3日一緒なことについて考えた。
そして2人きりの時間が結構あるのではと思い立った。
和也がぎゅっと手を握りしめると、ちづるが「よく来るのね」と話し出した。
2年に一度ハワイアンズは楽しそうだと。
和也はちづるに和は昔から毎年旅行といったように押し付け感の強い旅行だったけれど、2年に1回になったのはつい最近なこと、小さい頃は休みのたびに行きたいってせびってた記憶があると説明と思い出語りをする。
「普通に羨ましいわ
私、そういうの無いから」
祖父の車で遠出みたいなのはあったけれど、忙しいのもあって、両親と祖母に囲まれて旅行するのはなかったから、素敵だと思うと。
少しだけ寂しげに語るちづるの顔を見て、和也は映画製作の時のことを思い出した。
こうして話している間に、あっという間にタクシーはハワイアンズに着いた。
何度も何度もチャンスを逃しては諦めかけてきた和也の覚悟が本当の意味で定まった?
なんだか毎回のようにこんなことを考えている気がしますが。
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もう少し持っててくれないか?
自分たちが一番に到着し、後の二台はまだ到着しない。
先に入っちゃうのもなんだしといって、2人は入り口で待つ。
ちづるはタクシーで10分かからないくらいでほぼ電車1本だから東京から来やすいこと、プールがすぐ隣にあるから楽しそうだと口にする。
こうして待っていると、遠目に和たちが乗ったタクシーが向かってくるのが見えた。
そのタイミングで和也が動いた。
「さっきの指輪、もう少し持っててくれないか?」
和也のいきなりの言葉に驚くちづる。
ちづるは旅行の空気を壊す気はないけれど、タイミングを見てできるときに早く返したほうがと話す。
そんなちづるに和也は強く言った。
「頼む、もうちょっとだけ!」
ちづるは反論しようとしたが、タクシーから降りてきた和の元へ和也は駆け寄っていった。
そして和也は心の中で何度目かの決心をしていた。
『決めた!!やる!!やってやる!!!
この旅行で俺は水原に告白する!!!
嘘を真実にする!!!』
決心をした和也だけでなく、ちづるの顔もどこか紅潮していた。
いよいよクライマックス?
まだ知らなかった
ちづると和也、和也と瑠夏、瑠夏と栗林。
色々なことがある。
この旅行が分水嶺であり、和也たちの運命の分け目になることを誰も知らなかった。
「あー来たっ
和おばあさんっ」
和を先頭にハワイアンズの中に入っていくと、ある女性が話しかけてきた。
和はその人に待たせて悪かったと親しげに話す。
「麻美殿」
そこには麻美がいたのだった。
やべっ、他のことが気になりすぎて麻美の存在を忘れてた……
中ボスからラスボスまで勢揃いですやん……
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満足度190:楽園と彼女③の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度190:楽園と彼女③の考察をしていきます。
処理する順番
和也は旅行中にちづるに告白する決心をしましたが、今までも決心をしては先延ばしがあったので、少々疑う気持ちがあります。
しかし、ある意味でラスボスともいえる麻美が現れた以上、もう先延ばしにする理由はないでしょう。
そしていくつもの爆弾を抱えた和也は、その爆弾の処理順番を考えるべきです。
私が考える最適な処理順は次の通りです。
- 麻美に自分がちづるが好きだということを伝える
- ちづるに告白する
- 瑠夏にちづるとの関係を説明する
- 麻美にちづるとの関係を説明する
あれ?和に何か説明しないの?とか麻美に伝えてどうするんだ?などいろんなことを考えました。
その結果が上記になります。
麻美は間違いなくちづるがレンタル彼女をしていることをなんらかの手段で和に伝えようとするでしょう。
例えばスマホでちづるの所属するレンカノ事務所のちづるのページを表示したまま机の上に放置しておくとか。
その場合に和は間違いなく和也を問い詰めるでしょう。
その段階までにちづるに告白までが済んでいれば最も良いと言えるでしょう。
ですが実際のところは、和也の気持ちを麻美が知り、ちづるのことをバラす。
和也が真実と自分の気持ちを話す。
と言ったような順番になるのではと思います。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年6月2日発売の週刊少年マガジン27号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度190『楽園と彼女③』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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