『彼女、お借りします』満足度187:仮カノと彼女
それではさっそく、2021年5月12日発売の週刊少年マガジン24号に掲載された『彼女、お借りします』満足度187『仮カノと彼女』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
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満足度187:仮カノと彼女
まずは満足度187:仮カノと彼女の物語に触れつつ、感想を語ります。
更科瑠夏、いざ出陣!!
ちづるの部屋に無理やり突入した瑠夏。
「何よ突然私の部屋に。びっくりするじゃない!」
いきなり押し入られることになったちづるは瑠夏に抗議する。
そんな瑠夏は、逆になぜ断らなかったのかをちづるに問い詰める。
「私なら断ります」
そう言った瑠夏にどの口がと反論しようとしたちづるだったが、瑠夏は理論的にちづるを攻めていく。
- レンタル彼女がお客さんと宿泊してはダメだということ
- 和也はちづるにとっての「お客」ではないのか
ちづるは和が楽しみにしていたからと言い訳をする。
その言葉にムッとした瑠夏は、ちづるの足元に使用済みのように見えるゴムの袋を投げつける。
袋を見たちづるは瞬時に顔を赤くする。
「私もう、えっちしましたから!!」
ちづるに向かって「「痛い」というのは大人の方便か」と頬を染めていう。
ちづるが袋を拾って裏返すと、初めて記念という文字があった。
瑠夏は言葉を続ける。
和也は言いづらいかもしれないがもうちづるが入る好きはどこにもないからと。
そしれそれは一度でもちづるが、瑠夏と付き合うように和也の背中を押したから。
だから”後悔”しても遅いと宣言した。
自分を和也の彼女にしたことを後悔してもと。
言いたいことを言い切った瑠夏は、ちづるの部屋を出ていった。
そして瑠夏が出ていった後の部屋の中では、ちづるがカーペットの上に寝転がって、瑠夏が残していったゴムの袋を意味深に見つめていた。
瑠夏史上最大のちづるへの攻撃が始まった気がします。
これがちづるをどう動かすのでしょうか。
怯むな更科
帰り道、瑠夏はドキドキしながら帰っていた。
流石にやりすぎたか、ちづるを怒らせたのではないかと心配をする。
だが、和也をちづるに取られてもいいのか!?と自分を奮起する。
それでも瑠夏は弱気になる。
そして、えっちを本当にしたらどんな気分になるのかと考え始めてしまう。
和也がちづるを好きなのは知っていたこと。
2人の距離が近いことを許していたのは、ちづるは和也になびかないという自信があったから。
でも今のちづるは、和也に告白されたらワンチャンOKしてしまうような雰囲気がある。
最終的に、これくらいの釘刺しは必要なこと。
悪魔的牽制。
和が和也の部屋に泊まるなら、今日のところは和也は告白できない。
そう結論づけて、瑠夏は勝負はこれからだと意気込むのだった。
和也を手放さないための牽制とはいえ、ちづるのことを気にしている点は、瑠夏の優しさがよく出ていると思います。
玉砕覚悟
和也の部屋の中。
和也は和が洗い物をするのを止めようとしていたが、どうせちづるにやって貰う予定だったのだろうと言って手を止めなかった。
和は喪中であるちづるに頼りきりだということを情けない、ちづるの気が旅行で少しは晴れると良いがと口にする。
それを見た和也は、木部が和が和也とちづるを結婚させたがるのは家督のためではなく、和也の幸せのためだと言っていたことを思い出す。
これもそれ全てが自分自身のため。
旅行を言い訳にするわけにはいかない。
瑠夏も帰ったから、一刻も早く告白するべきだ。
嘘をつき続けるわけにはいかないという結論になった。
告白成功のまま旅行に突入するのは最高だが、そうなる望みは薄い。
和也はもうすぐ本当のことを全部話すから待っててくれ。
そしたら殴るなり蹴るなり煮るなり焼くなり好きにしてくれ!!
和也は今度こそ祖母である和に真実を話すタイミングを決めたのだった。
瑠夏の予想に反して、和也はちづるに告白しにいく勢いです。
ところでどうやって告白するつもりなのでしょうか?
部屋が隣同士とかそういう次元で、部屋に和がいるのに・・・。
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あれってどれくらい前だっけ…?
ちづるは部屋の椅子に座りながら、机の上に避妊具の袋を置いて考えていた。
どうしてこんな物を持っていなければならないのか。
初めて記念と書いてるから捨てにくい。
だからといってどこにおいておけばいいのか。
『私 もう えっちしましたから!!』
ふと瑠夏の言葉を思い出したちづるは、袋を手にして状態を確認する。
そして袋がまだ乾いていないこと、匂いもすることから開けて間もない状態に見えることを確認した。
使ったとすれば昼間だが、流石にそんな風には見えなかったから、瑠夏の狂言のようにも考えられる。
でももし違ったら・・・
自分が見て考えたこととは別に、真実だった時のことを考えてしまう。
それを打ち消すかのように、和也から『るかちゃんとはまじでやってないから!』とメッセージをもらったのがどれくらい前のことかを考える。
瑠夏は(仮)でも彼女だし、和也と瑠夏の距離が縮まる機会は山ほどあったと思う。
そして和也は自分に背中を押されたからこそ、言いづらいのではないかと考える。
瑠夏の言う通り、2人がそんな関係だとしたら、自分はあまり仲良さそうにはできないなと思う。
そして過去に最高の彼女を作らないと許さないと言った時のこと、和也にずっと前から君のことと言われた時のことを考える。
そして目の前にある初めて記念と書かれた開封済みの避妊具の袋。
「…………当然でしょ、男の人なんだから…
最高じゃない。”可愛い彼女”ができたなら…」
難しそうな顔で呟くちづる。
そしてちづるは部屋の天井を見てため息をした。
どうして旅行なんかOKしたのかと。
それぞれの思いが交錯した結果、和也にとっては不利な状況になりつつあるような気がしてなりません。
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満足度187:仮カノと彼女の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度187:仮カノと彼女の考察をしていきます。
ちづるの本当の気持ち
和也の気持ちにちづるは気づいているような雰囲気が漂っていますが、ちづる自身は自分の気持ちに気づいていない……という訳ではなく、気持ちに蓋をしていると言うのが正しい気がします。
ちづるは和也のことを意識しており、おそらく好きと言い切ることはできなくても好意的な気持ちがあることを自覚しているのでしょう。
ですがその気持ちを認めることができないのは、自分自身が和也と瑠夏が付き合う後押しをしたからと言い切れます。
瑠夏の狂言の可能性が限りなく高いとはいえ、瑠夏の後押しをした以上は、自分からその邪魔をすることはできない。
そんな部分をどうやって溶かすことができるのか。
和也にとっての最大の課題はそこではないでしょうか?
瑠夏の本当の気持ち
瑠夏は和也と大人の関係にあることをアピールしましたが、真実は違います。
和也の気持ちが自分に向いていないことを知っていてもちづるに強く出ることができるのは、間違いなくちづるが自分と和也が付き合う後押しをしたという事実があるからです。
逆説的にいえばそれ以外に確実に勝っていると言える点がないようにも感じます。
最終的には、和也は非常な決断を下すことになることに間違いはないでしょう。
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感想・考察記事
まとめ
今回は2021年5月12日発売の週刊少年マガジン24号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度187『仮カノと彼女』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか?
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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