『彼女、お借りします』満足度177：虎穴と彼女②
それではさっそく、2021年2月24日発売の週刊少年マガジン13号に掲載された『彼女、お借りします』満足度177『虎穴と彼女②』の感想や考察を語りたいと思います。
お手元に漫画を準備して読みながら見ていただくと、私はこう思う、これはこうだろうなぁなど、よりこのブログを楽しめるかと思います。
前回の感想・考察はこちらから
満足度177：虎穴と彼女②
まずは満足度177：虎穴と彼女②の物語に触れつつ、感想を語ります。
師匠、観察しすぎっす！
誰もが見つめるくらいに綺麗に着飾ったちづると建物に入る和也。
その途中でちづるは『悪かったわね』と言う。
知らないコミュニティのパーティーに誘ったことを謝るちづるだったが、和也は楽しみだったと返した。
和也はある意味でちづるに夢中になっていた。
なにせちづるは、バチバチのフォーマル衣装で着飾っているからだ。
カジュアル感も残しつつ、他所行きの雰囲気がしっかりと漂っており、そして香水も気にならない程度につけている。
『「美少女」を超えた「美女」の佇まい』
和也は完全にちづるに夢中になっていた。
ここのところ心配事が多かった和也にとって、ちづるとのちょっとした会話や、彼女と出かけることがかなりの癒しになってそうですね。
師匠、我慢し過ぎはよくないっすよ
受付を済ませると、2人はさっそく主催者の海のもとへ向かう。
かなり広い会場である上に、役者仲間や業界関係者がぞろぞろといる。
中には恋愛話をしている者もおり、和也は落ち着かない。
場違い感、上級国民の巣窟、虎穴に迷い込んだ野良猫のような気持ちになっていた。
途中でシャンパンを受け取りつつ無事に海に会うと、ちづるは挨拶をする。
和也は緊張しており、さらに自分の名前を覚えられていたことで緊張を超えて固まってしまう。
その途中で海は肉を焼いている女子たちに呼ばれ、そちらに向かっていった。
その行動に和也が拍子抜けをしていると、今度は雄大と言う男がちづるのことをちーちゃんと呼び、舞台の写真を見ていたから一緒に見ようとちづるの手首を掴んだ。
ちづるはそのことに戸惑いつつ和也の方をチラリと確認する。
和也は精一杯の作り笑顔をして、ちづるを送り出した。
遠くからちづるがイケメンたちと楽しそうに写真を見ている様子を見て和也はそわそわしたり、嫉妬心に近いものを感じていた。
しかし和也は、たかが仕事仲間、ちづるにもお付き合いがある、束縛しない、俺は男の大人だと自分を言い聞かせた。
それと同時に、ちづるが生きてる世界というものを、初めて目にした気分になった。
束縛しない、大人の大人と和也は頑張っていますが、ちづるが生きている、夢にしている世界の一端を見たことで、変な遠慮みたいな気持ちを起こして、恋愛を拗らせないといいのですが。
師匠、無理はよくないっすよ！
ちづるを送り出してから約5分、ちづるが自分の視界から外れるところに行ってしまったことで、孤独感に襲われていた。
こんな状況に和也は、やっぱり俺といるより楽しいよなと落ち込む。
だがお腹が鳴ってしまい、そんな気持ちも吹き飛ぶくらいに恥ずかしくなった。
お腹は減ったけど、自分から取りにはいけない。
ここから数時間こんな感じかと考えていると、ちづるが戻ってきた。
ちづるが戻ってきたことに、内心喜ぶ和也。
しかし和也は、心を引き締めて、役者仲間なら話したいことも多いだろうから、自分のことは気にしなくていいと笑顔を作った。
そんな和也が無理に笑っていることを分かっているかのようにちづるはサラダを入れた皿を机の上に置き、和也の横に立った。
「私から誘ったんだから、一人になんてしないって…」
和也は「水…原…」とちづるの顔を見ると、ちづるは「食べよっ」と言い、和也と食事を始めた。
そんな2人の様子を、海は何か思うことがあるかのように見ていた。
まさに青春といった感じの雰囲気を醸し出すのがお得意のお二人さん。
このまま上手くいってほしい！！
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満足度177：虎穴と彼女②の考察
物語に触れ、感想を紹介した次は、満足度177：虎穴と彼女②の考察をしていきます。
海が2人を見つめていた理由は？
海とちづるの件については前回の考察でも少々触れましたが、今回も続けて触れることにします。
彼がちづるをパーティーに誘った理由として考えられるのは次の２つです。
- ちづるに気があるから
- ちづるが業界関係者や役者仲間とのパイプを作る手助け
このあたりが私が想像する理由でした。
１に関しては前回触れたので、この部分の考察は前回の考察をご覧ください。
仮に恋愛感情以外が理由でも……
海がちづるに恋愛感情を持っている前提ならば、ちづると和也の関係性を見誤らないように誘ったと言えるでしょう。
今回は前提条件を親切心でちづるの業界へのパイプを強くしようとしているとしたとして考えます。
この場合も、やはりちづると和也の関係性を見誤らないようにしているのではと思います。
海はちづるのことを役者としての才能があると思っているのではと感じられる描写がありました。
そしてちづるが本当に役者として大成することを考えると、今彼女と親しい関係に見える異性である和也の存在が気になるでしょう。
彼がちづるの成長を妨げる存在であれば、排除しなければならない。
そのための行動とも考えられるのではないでしょうか？
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まとめ
今回は2021年2月24日発売の週刊少年マガジン13号に掲載された『彼女、お借りします』の満足度177『虎穴と彼女②』の感想や考察を語りました。
みなさんは今回のお話を読んだ時にどう思いましたか？
ぜひコメント欄などで感想を教えていただけると、嬉しいです。
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